2017年06月25日

3軸台車

 模型の3軸台車で実物通りに動く物は少ない。

 イコライズしてあれば、イコライザの支点は2:1の点を押えているはずだ。実物がそうなっているから、模型にも間違いはない。
 ところが、Sunset の子会社のGolden Gate Modelsの客車の台車は、不思議だ。バネ支点位置は良いのだが、イコライザと3つの軸箱が一体なのである。折れないから、何とかして切り離してみようと思った。しかし、切ったら最後、どうやって収拾を付けるかが問題で、まだ手をつけてない。イコライザは亜鉛ダイキャストで、細いがかなり硬い。曲がらないこともないので、重い客車が載っていれば、ある程度は撓んで、何とかすべての車輪が密着しているようだ。
 心皿位置がネジ留めの都合上、ずれていて、軸重が一定でない。脱線しやすいから、これは許せない。心皿位置を支える滑り子を取り付けて、回転中心はずれているが、荷重は中心に掛かるようにした。脱線は皆無になった。
 アメリカ人は、よくあんな状態で我慢しているものだ。軸重が一定でないと、様々な条件で浮き上がりやすく、ろくなことはない。

Ace's 6-wheel truck この台車はAceと云う会社が1965年頃売っていたもので、ダイキャストのフレイムとホワイトメタルの軸受からなる。ちゃんと sprung であるが、軸が入るところはハトメが入っていた。減りにくいつもりなのだろうが、どちらかというと給油が完全であれば、ホワイトメタルの方が摩擦が少ないはずである。実感的とは言い難いが、まあよくできている。
 いずれ、ロストワックスの軸箱にボールベアリングを入れたものに取り換える。

USH working spring truck これはUS Hobbies (KTM製造)が出していた細密構造のダイキャスト台車である。揺れ枕まで動く凝った作りだが、車輪が亜鉛鋳物で話にならない。スケールを間違えているような気もする。大きいのだ。1/45.2かもしれない。しかし、「これでも正しい」という人もいる。大きい台車もあったと言うのだ。真偽は分からぬ。
 Dennisはこれをもとにロストワックス鋳物を作った。鋳縮みで、ちょうど良い大きさになったそうだ。

コメント一覧

1. Posted by たづ   2017年06月25日 09:49
>Golden Gate Modelsの客車の台車は、不思議だ。
KATOのNの3軸台車はこれの考え方の流れを組んでるんですかね。スケールが小さいからとか、2軸ボギー車と床板(台枠)を共用したいとかあるのでしょうが、この前例がなければああも盛大に中心ピンが回転中心からずれたTR73などあり得ません。ひょっとしたらHOでも多々あるのかもしれませんが。
2. Posted by dda40x   2017年06月25日 21:06
Oに限らずHOでもこの種の偏心キングピンはあります。台車を下から留めたいからです。偏心を最小限にしているのは良心的な商品です。このGGMは良心的ではありません。
Nの場合はフランジが高いので、何をやっても脱線しないからだと思います。軸重ゼロでも大丈夫なのでしょう。
3. Posted by YUNO   2017年06月25日 21:17
HOの3軸台車も同様です。日光の客車用、アダチの貨車用、いずれも組立て易さ優先で中心ピンは偏心しています。
模型の車軸は大きく上下しますから、ネジの頭と接触するのを避ける意味もあるのかもしれません。
4. Posted by 一式陸攻   2017年06月26日 06:29
中心ピンが偏心しているのはカーブ対策だと思っていましたが、確かに中央にピンを入れようとすると、中央の車軸が邪魔になりますね。
今まで16番の三軸台車を触っていながら、全く気が付きませんでした。
5. Posted by dda40x   2017年06月26日 08:07
キングピンを上に突き出せば済むことですが、あまり例を見ません。
室内側がダブルナットになりますが、それが嫌なのでしょうね。
上から段付きネジで留める方法もありますが、台車側のメネジが壊れるとアウトです。
6. Posted by ゆうえん・こうじ   2017年06月26日 14:24
トラスロッドのついた客車では、中心ピンを車体中央側にずらすことによって、台車とトラスロッドの当たりを避けるという効用もあったかと思います。
模型では、台車の回転中心が台車の中心にある必要はない思いますが、荷重中心が台車の中心にないと軸重が不均等になって脱線の原因になるというのは dda40xさんの言われるとおりだと思います。
それよりまずいのは、最近の16番/HOの三軸台車では6軸固定式の製品が増えていることです。
個人的には、かなり昔マツモト模型からパーツがでていたと思うのですが、台車側板の二カ所の取り付けねじをつけて、それぞれに通常のマクラバリを付けてその二つのマクラバリの中心穴を取り付ける板の段付きネジでルーズに止めて、その中心に中心ピンを立てるという方式がベストのような気がします。文字で書くとわかりづらいですね。

7. Posted by YUNO   2017年06月27日 05:01
面白いのは、かなり昔のディーゼル機関車用で中心ピンが偏った3軸台車が実在したことです。
軸重を均等にするために少し面倒な構造になっていましたが、なんのために回転軸をずらしたのかはよく知りません。台車枠の強度か何かの関係でしょうか。
8. Posted by dda40x   2017年06月27日 07:58
私が思いつくのは、液体式の場合、ユニヴァーサル・ジョイントの振れ角を小さく出来ることです。模型でもそれを考えることもあります。

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