2017年06月29日

続々 3軸台車

Equalized + sprungequalizing 前後軸を、ひっかかりなくイコライズするというのは意外と難しい。今まで、ほとんどのアメリカ人は何も考えずに組んでしまったのだろうが、この写真をご覧戴くと問題点がお分かりだろう。

 支点(赤矢印)が荷重の掛かる部分のかなり内側にある。これではまずい。すなわち、軸には回転力以外に、コジる力が掛かっている。摩擦を最小限にする工夫が必要だ。橙色の部品には厚板を貼り合わせて、段付きネジの円筒部と同じ長さの摺動回転部を作った。こうすればコジる力が働いても、平気である。

making equalizerequalizer + pin この軸は長めの段付きネジだが、相手と良く擦り合わせて、ガタが全くないように作り、モリブデン・グリスを少量塗っておく。厚板にはリーマを通し、油目ヤスリで調整した。潤滑脂を付けてぬるりと入るよう (snug fit)  にする必要がある。 この手の工作は得意である。

 本来は台車は2点支持にすべきだが、段付きネジの数を節約するために3点支持にした。要するに、片方はハンダ付けするのだ。捻られる角度が小さいので、全く問題ない。

spring releasedspring depressed 組んで見て、3点支持が機能することを確かめる。中間軸は、いわゆるキャノン・ボックスで、末端に内径 2 mm、外径 5 mmのボール・ベアリングを入れている。左はひっくり返してバネが伸び切った状態で、右は押え込んだ状態である。この位置あたりでリミッタで制限する。この台車は上の写真とは別の部品を使っている。

spring loaded 薄いリン青銅板を曲げてハンダ付けし、200 gを支えていることを確認する。全体を組んだら、荷重を掛け、ポイントのフログの上を通して音を聞く。3軸とも同じ音がすればよい。曲げた1枚の板バネだからふにゃふにゃで、中間軸は左右に振れてショートすることもありそうだが、意外にそれはない。レイルの上を走っているので、左右に振れることがないのだ。あるとしたら、それは脱線時だから、問題外である。

 完成した台車は、薄いゴム板を介して車体に取り付けると、非常に良い音が出るようになる。 

コメント一覧

1. Posted by ゆうえん・こうじ   2017年06月30日 10:09
やはり三軸の軸重配分は均等がよいのでしょうか?
両端の軸に十分荷重がかかっていれば、中間軸は脱線せず、集電するのであればそれに支障がない程度に軸重は軽くてもよいと思っているのですが、いかがでしょうか?

2. Posted by dda40x   2017年07月02日 07:33
軸重が等しくないと走行音が良くありません。
タタタン、タタタンとういう音を出したいのです。
3. Posted by YUNO   2017年07月02日 07:53
音が均等だと雰囲気が良くなりますね。
この方式の難点は、バネの調整が難しく量産には手間がかかることでしょうか。
しかし機構が複雑すぎると工作が面倒なだけでなく脱線の原因にもなり得ますから、なかなかよい方法が思いつきません。
4. Posted by dda40x   2017年07月02日 21:53
この方法は、製作、調整が極めて容易でスペイスが要らない方法です。

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