2017年05月28日

イギリスの機関車のブレーキ

 鉄道発祥の国のブレーキを調べている。

 古い機関車はほとんどニュートラルである。近代機は前進に対して明らかにリーディングである。

leading brake この機関車は3気筒の機関車で両抱きであるが、位置を工夫して、リーディングにしている。一つ目(右側)が接触した時の位置を支点として、二つ目(左)のシュウが接触する時の角度を見ると分かる。二つ目の角度が大きすぎて、喰い込まないかと心配するほどである。このリンク機構は興味深い。

leading brake 2 この機関車は4軸機である。これも明らかに前進に対してリーディングである。イギリスの機関車は、前抱きが多いのは日本と同じ理由なのかが知りたい。

 

neutral この機関車は戦後イギリスで建造された中国向けの機関車である。細かく見ると、アメリカの特許をたくさん使っている。補器類もすべてアメリカ製である。
 ブレーキはやはり後ろ抱きで、鋳鋼製のブレーキ・アームを用いている。支点の位置はニュートラルである。動輪が減ると少しずつリーディング方向に向かう。この理由が知りたい。

 
 
 

コメント一覧

1. Posted by YUNO   2017年05月30日 04:36
たくさんの機関車を調べましたが、今のところブレーキテコの向きに法則が見あたりません。
そこでふと思いついたのですが、実は機関車の設計者はテコの向きなど問題にしていないのではないか、という説です。

ブレーキシューはテコ先端のシュー取付部の軸を中心に回転しますし、ミクロに見ればシューの各部とタイヤの摩擦は一定でなく、また偏摩耗や変形も避けられませんから、軸を境に半分がリーディング、半分がトレーリングになっているのではないでしょうか。

制輪子が鋳鉄だった時代、車両が停止する直前あたりで、シューが軸を中心に小刻みにバタついているようなギーとかガガガという台車周りの振動音を耳にすることが、よくあった気がします。
この振動の周期でリーディングとトレーリングの優位な状態が交互に入れ替わっていたというアイデアはどうでしょう。
2. Posted by YUNO   2017年05月31日 21:21
ブレーキの作用についてさらに考えてみましたが、SLがブレーキをかけた時に動輪がロックして線路上を滑って行く様子を何度も目撃したことを思い出しました。
動輪がロックしてしまえばそれ以上のブレーキ力は意味をなしませんから、テコの向きがどちらであろうと必要十分な制動力さえ確保できていれば何も問題はないわけです。
むしろ過剰なブレーキ力は微調整が難しくスムーズな運転の妨げになるのではないでしょうか。

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