2017年05月16日

H氏のWiFi制御

 このブログの開設当初からの読者のH氏が、特製のWiFi制御機関車を持って来られた。先日お渡しした機関車を加工して下さったものだ。プラスティック・ボディだが、金属ボディをかぶせても作動することが分かった。

iPadGP7-1demo 機関車の制御部分がWiFiの発信機である。機関車のSWをonにすると、電波が発信され、手元の iPad に届く。iPad の設定を開いて、WiFi設定をすると”GP7-1”が出ている。それをタッチするとつながる。

functions 画面のスロットルを触ると10段階で加減速する。減速を続けると符号が変わって逆行し、そのまま加速する。
 物理の法則の ma を実現しているような感触である。
 ファンクションは4chあるので、前照燈、尾灯、室内灯、ホーンの on, off ができることになる。

 電池は006P型ニッケル水素電池だ。少々出力が不足する可能性があるので、大きな電池を探している。先日の来訪時には、ブラス製の客車(ボールベアリング装備)9輌(約13 kg)を引張って1.9%の坂を登らせた。機関車に補重がしてないので、スリップしている。500gほど補重すると良いだろう。2往復すると電池が無くなった。仕事量としてはかなり大きく、小さな電池ではおのずから限界がある。
 隠しヤードから、多数の貨車を引張り上げて列車を仕立てるのだ。牽引力を稼ぐには重連が不可欠だ。もう一つの機関車はブラス製で、電池を積むようにする。単二型を8本積めるはずだ。重くなる。

 この方式は簡単に作れるそうだが、取り敢えず1チャンネルだけだ。重連を総括制御することは難しい。複数の機関車を同時に扱うには、手元にWiFiの受信ができる端末を複数並べることになる。1台の発信機で重連するにはジャンパ・ケーブルを渡して半永久連結として、電力、モータ出力、燈火出力を接続する必要がある。見栄えを考えると、連結部が賑やかになるのは避けたいが、仕方がない。


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コメント一覧

1. Posted by YUNO   2017年05月16日 13:32
鉄道模型の電子制御も色々な方法が登場してきました。
モーターの回転数をマイコンで制御する方式もあります。回転数の制御は昔からある技術ですが、最近はすべての装置が無理なく模型の車体に収まる大きさになり、価格も下がったという点で実用性はかなり高まったと思います。
これならギヤ比や動輪径が異なっていても、加速度まで含めて総括制御することが可能です。Youtubeにも作例がありましたのでURLを紹介しておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Hks7Z6Ki7zI
従来のNゲージでは困難だった、安定したスロー運転が実現されています。
もう少し縮尺の大きな模型でソフトウェアを工夫すれば、慣性を感じさせる挙動も可能になるでしょう。
2. Posted by たづ   2017年05月17日 18:38
ジャンパケーブルを、樹脂系光ファイバーに赤外線送受信部を組み合わせる、というのはどうでしょうか。携帯電話同士で写真その他のデータも相互にやり取りしてますし、多重送信するので電源を夫々別個に持っているのであれば線は1本で足りるような気がします。樹脂ファイバーはもとより近距離通信用ですが、距離が連結面間だけですので、足りると思います。

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