2017年04月12日

続々 radio controlled engine

 集電は、特定の場所で集電する方法と、走行レイルから取る方法がある。
 前者は簡単な話だ。床下に突起をつけ、レイル間の給電端子に接触させれば良い。許される停車位置の範囲を長くするには給電端子をレイル方向に延ばす必要がある。
 後者の場合は、DC運転とDCC運転の双方に対応するような整流および電圧調整装置が必要であるが、現代の電子工学では極めて簡単なことであろう。 
 非接触の給電方法もあるが、効率が悪そうだ。これは50年前に「子供の科学」の記事を基にやってみたことがある。当時の実験は商用周波数だったので、効率が悪いのは当然だ。周波数を上げると様々な問題が起こるだろう。最近の電話機の充電は非接触が多くなってきた。研究してみる価値がある。

 アメリカでは無線制御方式をいろいろなメーカが出している。屋外のレイアウトが多いという証左である。最初は”Dead Rail"という言葉を使っていた。要するに錆びて集電が不能な線路に対応するという意味だ。最近はあまり言わなくなった。
 筆者も受信機を買ったのだが、うっかりして送信機を買うのを忘れた。送信機は手元にある別のもので良いと思っていたのだが、指定のものが必要であった。

 博物館のレイアウトでこの方式を採用するが、それはDC, DCCをまたぐ入替え用である。すべての電源を落としておいて、渡り線を通らせる。いろんな方法を考えたがこれが一番楽である。長い列車を牽く可能性があるので、重連で対応する。そのつもりでGP7、2輌を用意した。2輌の機関車の引上げ線も作った。そこで充電するつもりだから、接触方式でもよいだろう。下からだと車輛限界以下に下がる可能性があるので、側面からの方が問題が少ないかもしれない。あるいは給砂装置のホースを模したもので、上からぶら下げても良いかもしれない。 

 40年以上前だが、この機関車が入替え用に働いているのを見ていた。それが再現されることになる。当時、既にこの機関車は旧型に属し、本線を走ることが無かった。ヤードと、工場や倉庫の間を縫う専用線だけを走っていた。問題は音声である。エンジン音、ホーン、ベル音をどう出すかだ。限られた範囲だけなら、線路の下に付けたスピーカで用が足りる。と言っても10mほどを動く。観客もいるので、それほどおかしな感じがしないようにせねばならないから、これはなかなか難しい。ホーンだけは擬音発生装置がある。

 本物を見た人は、ディーゼルエンジンの重低音に驚く。腹の皮が共振してぶるぶると動くあの感じが欲しい。低音は指向性がないので巨大スピーカを線路下に置くというアイデアは古くからあるが、日本でやっている人はあるのだろうか。 アメリカのショウでは見たことがある。

コメント一覧

1. Posted by r34_gtt   2017年04月12日 11:39
ワイヤレス充電で代表的な規格はQiと言えますが、最近広まりだしたv1.2では距離は45mmまで、効率は60%強を(距離が離れるほど低下するでしょうが)狙えるようです。充電電流も増えています。

検証の一例として
http://jp.allion.com/?view=tech_detail&n=472
2. Posted by ゆうえん・こうじ   2017年04月12日 14:08
H御大の千曲鉄道では、SL1にローパスフィルターをつないで、巨大ではないですがレイアウト下の箱形スピーカーから音を出すようにされています。
3. Posted by G   2017年04月15日 19:27
wifiレシーバなのですから、車体側にCPUが在るということですよね? であるならば、そのCPUにDCCの信号をエミュレートさせれば良いのではないですか?
レールからDCC信号を受け取る場合と、バッテリーからwifiレシーバ経由でDCC信号を受け取る場合を配線コネクタの差替えで切り替えれば、どこでも走る車両が作れそうな気がします。
4. Posted by dda40x   2017年04月21日 07:45
コメントありがとうございます。
低音を極端に強調して大きなスピーカで出すと、それは音ではなくむしろ振動となり、近隣に迷惑が掛かるでしょう。アメリカのショウではそれを実感させていましたが、実際には、ゆうえんさんの教えて下さった方法程度が限度でしょうね。
G様のアイデアはどこかのメーカで既に出ているような記憶があるのですが、見つかりません。もう販売をやめてしまったのかもしれません。

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