2017年02月21日

50-ft PFE's   

PFE2PFE 懸案のPFEのreefer 2輌を塗った。ブラス製であって重い。筆者はこれらの実物車輛が走っているところを見たことが無い。既に70年代には氷を積む冷蔵車は無くなったが、まだあちこちに氷の積み込み用プラットフォームが壊されずに残っていた。走っているのはmechanical reeferばかりであった。それらは、砂漠の中で停車中に冷凍機を廻し、大きな音を立てていた。

 氷冷式のものは、たまに側線に打ち捨てられているのがあったが、50 ftの車輛は見たことがない。比較的少なかったし、製造時期が戦前に限られたからであるように思う。
 PFE Pacific Fruits Express の色は黄色、またはオレンジであった。屋根の色は銀もあれば、茶色、黒色などさまざまであった。濃い色は熱を吸収しやすいから損ではないかと思った。最近は色が濃くても、赤外線をよく反射する塗料があるようだ。 

 茶色の屋根のほうは、比較的古い塗装で戦前戦中の時代である。こちら側のヘラルドがSPであると、反対側はUPであった。1輌だけでは感じがつかみにくいが、たくさんつなげば、UP, SP両方が同じ確率で見える筈である。PFEはUPとSPの共同出資の会社であるからだ。

 銀の屋根の時代になると、2種のヘラルドを並べて貼るようになった。
 この貨車はパイオニア製で、出来が良いとは言えない。ハンダ付けが下手で、部品がぼろぼろと脱落して来る。全部の部品のハンダを調べると、2割くらいの付きが悪い。すべて、炭素棒でやり直すことになる。
 重い貨車であって、軽衝突に耐えねばならないから、ハンダ付けの良否は大事な問題である。 


dda40x at 02:21コメント(0)貨車 | 塗装 この記事をクリップ!

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