2016年11月19日

Phoebe Snow

 貨車を塗装してデカルを貼った。

115_4965 先回、ピンボケだったのは、撮り直した。艶消し塗装をしてデカルの痕を消した。 絞りを少し絞ったので、多少良くなった。側面は軽く、屋根はかなり艶を消していある。

115_4966 この会社は当鉄道には少ない。Phoebeはフィービィと発音する。日本人には読みにくい。 フィービィ・ケイツという女優を覚えている人はかなりのオジサンだ。
 フィービィ・スノウとは雪の精で、純白の衣装を身に着けている。蒸気機関車の時代には、煤で汚れるからそのような服は着るべきでないのだが、Lackawanna
鉄道では無煙炭を使用しているから服が汚れない、という宣伝である。この宣伝用に作られたキャラクタだ。
 当時は無煙炭というのは商品価値があった。C&EI (Chicago & Eastern Illinois)という会社の石炭ホッパ車には、白に近い灰色の塗色のものがあった。煤がないということを強調するためだ。
 無煙炭は発熱量が大きい。この発熱量については誤解が多い。燃焼熱(すべてを酸素と反応させたときに発生する熱量)は最大である。しかし反応速度が小さい。即ち、機関車の中で単位時間あたりに発生する熱量は、瀝青炭の場合よりもかなり小さい。だから、同じ出力を得ようとすると、火室面積を大きく取らねばならない。この辺りのことをご理解戴けない人がいる。 

sulfuric acid tank car 硫酸専用のタンク車用のデカルに良いものがなく、GATX (General American Tank Car) の切れ端を見つけたので、それを貼った。最大限に艶を出したので、デカルは気泡が入らず、きれいに貼れている。 

dda40x at 11:19コメント(2)貨車 | 塗装 この記事をクリップ!

コメント一覧

1. Posted by brass_solder   2016年11月20日 10:44
無煙炭は発熱量が多いと書いてあるのに何故機関車に使うとウッテン火室が必要なのだろう?と長年疑問でしたが、おかげさまで理解できました。
見方を変えれば、沢山くべておけば長持ちするのでしょうね。
私のアメリカ型HOの興味の対象はまさしくこのanthraciteが採れる地域です。
ラッカワナのスローガンも勉強になりました。
2. Posted by dda40x   2016年11月20日 21:14
無煙炭は短い青い炎で燃えます。瀝青炭は明るい炎でめらめらと燃えます。
発熱量は炭素量に関係があるので、無煙炭の発熱量が最大なのですが、発熱量が小さいと言い張る人もいます。時間の次元が抜けているのです。
ウテン火室は白熱した石炭からの輻射熱を吸収させるのが目的なのですね。火床面積が大きいのはそれが理由です。
固体を燃やすのは難しいものですね。

ところで Wooten の発音ですが、最近「ウッ」と詰まる表現が増えてきました。現地音は「雨天中止」のウテンに近いです。後のエンの音は弱くなりますが。ウトン、ウタンに近いかもしれません。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ