2016年06月27日

Walker氏のこと その3

opentop hopper 井上氏はその図面を祖父江欣平氏にも見せている。だから、Oゲージの アレゲニィはよく出来ている。Max Grayの時代にしては、他の機種より数等、出来が良いのだ。
 祖父江氏は、そのお礼にOゲージのアレゲニィの鋳物、プレスで抜いた板を井上氏に差し上げた。その板や部品は長い間井上氏の押し入れに眠っていたが、ある時、
50-ft boxcar「もうOゲージを作ることは無いから、君が組めよ。できるだろ?」
と筆者に譲ってくれた。半分くらい組んだところで、祖父江氏が仕事が無い時期があったので、完成してもらった。そうしたら、
「鋳物の台枠なんて、気に入らねえ。厚板で作り直したぜ。他にも気になっていたところを、全部作り直しちまったんだぁ。」
と言った。それは完全にカスタム・ビルトと言えるものであった。そして、韓国で作っていた怪しいアレゲニィがあって、当時のメーカが提供してくれた鋳物部品のうち、正しいものだけを組み付けた。鋳物セットを貰ったので、それから選り出したのだ。半分以上は捨ててしまったが。動輪は砂鋳物でなく、鍛造品である。それを祖父江氏が挽いてくれたのだ。
 そのアレゲニィは筆者のコレクションの中で、最も価値ある機関車である。

livestock car さて、ライヴのアレゲニィであるが、井上氏は国鉄の工場の旋盤を使って主要部品を作り、自宅で仕上げをしていた。
 ウォーカー氏は時々寄って、ヤスリ掛けを手伝ってくれたりしたそうだ。そういう時には、
”For your family."
と言って、缶詰をたくさん持ってきてくれたそうだ。
「食べ盛りの子供がいたから、あれは助かったね。」

 蒸気の自在継手を球状に仕上げて、漏れないことを確かめたときは嬉しかったそうだ。  

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