2016年03月13日

三枝分岐の改良

 都合5日も掛かったが、三枝分岐が完成した。
 とりあいカーヴの半径が2800Rである。どんな機関車も通るはずであったのに、UP9000が通らなかったのだ。直線が円曲線に接する構造であると、緩和部がないからその接点辺りで不具合を生じやすい。この機関車はすべてのフランジを付けたまま、2800Rを通るように設計して作り直したものなので、これが通らないのは許せない。
 前述のようにリード部分を長くして緩和曲線のようにした。尖端レイルが205 mm(実物で約10 m)もあり、機関車が通ると、派手に撓(たわ)んで、気持ちが悪い。どうしても曲率を保ちたいので、補強を入れることにした。

3-way switch 23-way switch 実物にあるかどうかは知らないが、アメリカのレイアウトでこのタイプを見たような記憶がある。レイル断面をTの字を寝かせた形にして、内側に張り出させると、撓まなくなる。そこにリンクを付けて反対側のレイルと結んだ。リンクの接触部の面積は大きく、倒れない。

 見かけは良くないが、尖端レールの形を保持するのには最適の方法だ。今作っている側線のうち、この部分だけは強度が必要だ。重い機関車が曲線側を通る。その他の分岐は直線の方しか機関車が通らない。あまり良く見えないところだから、実用性を最優先した。信頼性のない分岐は使いたくないからだ。

tongue rail 洋白の薄板(0.5 mm)を曲げて貼り付けるのだが、片側をハンマで少しずつ打って曲げた。目を凝らして写真をご覧になると、わずかに槌の痕が見えるはずだ。これは祖父江氏から習ったテクニックだが、加工硬化させるので薄くても強くなる。写真の上の短冊は曲げる前のものである。 
 曲線ゲージに沿わせて完全に一致したものを貼るので、工作は簡単だ。ハンダめっきしてクランプで挟み、加熱するだけである。
 裏にリンクとなる1.2 mmの板の小片を貼り、相手方とネジ留めする。

UP 9000 on 3-way switch ゲージをチェックして合格したので、現場に置いて仮留めし、UP9000を通してみた。どちらの方向からも滑らかに通過する。当然フランジが当たっているが、脱線することはない。計算通りだ。

 

コメント一覧

1. Posted by 稲葉 清高   2016年06月16日 14:08
> 実物にあるかどうかは知らないが、

例えば、日本ではトングレール専用の S レールというものがあります (-> http://hosenwiki.com/index.php?title=S%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB)
米国では、専用のレールというのはないようですが (日本のはフランスのパクり) 底部に補強の板を横付けしたトングというのが存在します。
適当な写真がないので、言葉だけで判りにくいかもしれませんが、dda40x さんが作ったような感じです...

ただ、剛性を高める目的では、トングが長い (日本の 50N のシステムではポイント長が 5m からだったかな) とこれではたりないので、「タイロッド」で左右のトングレールを繋いでいますね。(押し広げる方向に力が働くから、引張方向だけ持てば良い)

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ