2016年03月07日

磁石付き車輌

 線路の上には様々なものが落ちている。一番具合の悪いのが、センタ・ピンである。車輛のほうはピンなしで走っているのだから、突然横にせり出して脱線転覆ということにもなりかねない。

114_4514 貨物列車が周回してくると、筆者の目はある貨車の床下に注がれる。
 その貨車はしばらく前に1輌5ドルで買ったもので、台車と連結器を替えて再デビュウさせたものだ。塗装の剥げたのも多少は修理してある。そして、床下にはネオジム磁石を強力接着剤で4個貼り付けてある。磁路を考え、下のほうに磁路が開放されている。 
 この貨車がネジ類を集めてくるのだ。筆者の方針として、下から差してあるネジはすべて鉄ネジを用いることにしている。めっきが掛けてあっても中は鉄でなければならない。要するに磁石による回収を考慮している。連結器取付ネジも同様だ。

 自宅のレイアウトで走らせたときは、驚いたことにスパイクが数十本くっついた。振動で緩くなっていたものが吸い出されたのだ。もちろんそのあとはより太いスパイクに打替えて現在まで無事故で来ている。

114_4515 先日は思わぬ事故もあった。鉄ネジだと思っていたが、それはステンレスのネジであった。多少塗料も付いていたのでわからなかった。ステンレスは磁石に付かないものが多い。
 それが脱落して、貨車の台枠が横ずれした。もう少しで大事故になるところであった。直ちに2本とも鉄ネジに交換した。

114_4516 線路から吸い付けられてくる鉄粉の量が馬鹿にならない。磁石に「まっくろくろすけ」のようにくっついている。磁路を形成してしまうと、効果がないので、定期的に取っている。粘着テープで取り除くのが簡単だ。
 レイルを磨いた時の粉塵であろう。その後の走行程度では減らない。鉄レイルは粉が回収されるが洋白レイルはどうなるのだろう。埃としてそのあたりに積もるのだろうか。ある程度の頻度で掃除機を掛けねばならないだろう。そうしないと短絡を生じるかもしれない。白く見えるのはニッケルメッキが剥がれたものだ。

コメント一覧

1. Posted by YUNO   2016年03月07日 09:07
塗装の痛みがいかにも巡回用、工事用の車両らしくて、よい雰囲気だと思います。
100両以上の中からネジの落とし主を探すのは大変でしょうね。線路の間に鏡でも置けばよいのでしょうか。
2. Posted by dda40x   2016年03月07日 20:03
たいていは走行音が変わることで気が付きます。台車がずれるとフランジが触って、キーッという音がする場合が大半です。車体がブラスだから分かることです。また、直線でレイル方向に見ると直線から外れているものが容疑者(車)です。
3. Posted by tomo   2016年03月08日 16:29
生意気な意見だと思いますが、ダブルナットにするなりスプリングワッシャを挟むなりして、センターピンの脱落を防ぐのが先決だと思います。
4. Posted by dda40x   2016年03月08日 19:58
そういうことがしてあっても、外れることはあります。それは完璧な対策ではありません。実物はナットに穴を開けてワイヤを入れています。要するに緩む範囲を制限しているのです。
当鉄道では接着剤を付けて事実上固めてあります。しかしそれでも落ちるものは落ちます。だからこそ、落ちたことがすぐわかる方法が必要なのです。ブラスのネジと鉄のネジはどちらが優秀かは自明です。
5. Posted by panorama7500   2016年03月10日 10:15
ねじの緩み管理は難しいですね。
剛体電車線支持の緩み検査と増し締めを減らすことが出来ないか、とネジ屋さんと良いボルトがないかと相談しました。そうしたら「講習会を業界で行っているので聞きに来ませんか?」
とのお誘いがあったので担当者と行きました。
スプリングワッシャを使って締結したものを試験機に掛けましたが、あっという間に緩んで飛んで行きました。すなわち、スプリングワッシャは効果がないという結論でした。あまり振動のない部分では、締め方で有効なこともありましょうが。
その時の結論は、よく検査をし、増し締めを行ってくださいということでした。
ただ緩みにくいねじや工夫されたものがあるので検討いただきたいということでした。
6. Posted by dda40x   2016年03月10日 19:52
ネジは緩むもので、解決の決定打はありません。tomo氏がどのような職業につかれているかは存じませんが、教科書に書いてあることが真理だと思うのは間違いです。教科書は、ある条件の結果を書いてあるだけで、信じると大変な目に会います。
解決法がないから、対処の仕方を考えるのです。

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