2016年02月19日

続々 視察団の来訪 

 レイアウトで117輌を牽引するのを目の当たりに見た時、ある方がぼそっとつぶやいた。
「ブログでいろいろな意見があると書いていたけど、この車輪でなければこれは牽けないよ。論より証拠だ。」 

 後で皆さんにお一人ずつ、坂の頂上で機関車から切り離された列車を手で引張って戴いた。大体5.5 Nの引張力だ。約 550 gをぶら下げたとき、手にかかる力だ。
「おっ、重い。重いけど軽いね。」
 変な表現だが、これを物理学用語に翻訳すると、
「慣性質量は大きいが、摩擦が少ないからゆっくりと加速する分には大きな力は要らない。」
である。坂を引き上げる力は当然必要だが、摩擦が少ないから、損失は少ない。

 下り坂では機関車は貨車に押されて降りていく。どんどん加速するのがわかる。日本の機関車は絶気するが、アメリカの機関車は絶気運転をしない。うんとカットオフを早めてパラパラという音をさせながら下る。バイパス弁がない物が大半だからだ。

 貨車は大半がバネを介して支えられている。たかが貨車と侮ってはいけない。たくさんあるから、ポイントのフログに与える衝撃力の総和は大きい。バネがないと傷みやすい。ポイントはすべて非対称フランジウェイを持つので、かなり落ち込みは少ないが、そうでない場合は顕著にフログが傷む。

 線路面が床から120 cm強あるのは、評判が良い。
「確かにこれは列車を見ている高さだね。これが80 cmだったら高いビルから見下ろすことになるね。」
 高架部分は145 cmあるので、背が足らない人もいるかもしれない。実はそれを狙っている。そこには古いレイルを使っている。そうせざるを得ない状況であったので、目立たない位置に使ったわけだ。

 レイアウトを作ろうとしている方は、架台の構造を調べて、写真を撮って帰られた。 金属製の梁を使うのが流行るかもしれない。

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by panorama7500   2016年02月19日 14:41
動画を拝見しました。
サウンドがよく聞こえます。
実物のふにゃふにゃの軌道に比べモデルの世界ははるかに強固な軌道構造です。
このレイアウトを見せていただいた折の説明で、この点がかなり考慮された軌道構造になっていることがわかりました。しかし、軌条そのものの硬さはしようがないと説明を受けました。

私も以前コルク動床でOのレイルを敷きましたが、とてもうるさくて失敗しました。コルクは実効性がないことがよくわかりました。ゴム板または型取りした塩ビ道床にプラ枕木を緩く嵌める固定方法が功を奏していると実感する次第です。
一般的なOゲージ車輛では貨車等の走行音(摺り合う音、多点接触のためか)と反響が大きく、サウンド装置をただ付けただけではこんなによく聞こえませんね。
この映像で走りっぷりもよくわかります。
「できれば機関車の横を並走してロッド周りの映像を」というのは欲張りでしょうか。
ビデオクラブの方たちの録音のし方を見ていますと、ビデオ撮影は本体のカメラでなく別にマイクを設置して録音しています。ノイズがほとんどなくなると思います。

2. Posted by YUNO   2016年02月19日 18:15
慣性が大きいと停止させるのも大変でしょうね。
ブレーキ装置がない場合、わずかな摩擦や登り坂で速度が落ちるのを待つしかありません。
撮影に使われたカメラ列車は、いきなりがくんと停止しているように見えましたが、こちらは普通の機関車で押していたのでしょうか。
3. Posted by dda40x   2016年02月25日 21:31
カメラはUP 9000で押していました。今野監督の指示で「止めよ」というサインがありましたので慌てて止めました。ところがmomentum (惰行)がよく効く設定にしてあったので、なかなか止まらず、急停止ボタンで止めました。 DCCですから、私の設定ミスです。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ