2016年01月20日

洋白の色

 洋白(洋銀)レイルの色が気になる。磨いてみても鉄の色とはほど遠い。白銅の百円硬貨の成分はニッケルと銅だ。前者が25%らしい。百円玉の色は比較的白く、どちらかと言えば、レイルの洋白より鉄の色に近いような気がする。もう50年近くになるが、TMSで久保田富弘氏だったかの記事中、洋白を材料にすると良いという話があった。その記事はかなりインパクトがあったらしく、その後、急に洋白を使う話が増えた。ミキストにも載っていたように思う。筆者は洋白を使わない。高いし、色が良くないからだ。メッキのほうが好きだ。

 カツミに居たT氏の話である。1960年ごろ、たまたま伸銅屋の店先に注文流れのギターのフレットの材料が一山あった。使い道がないかという打診があったので、それを使ってレイルを作ると良さそうだということになった。それが日本の洋銀レイルの始まりであった。篠原模型店がそれを使って洋銀の製品を作り始めたようだ。

 当時、日本の模型材料は、梅澤伸銅という非金属材料店からの製品を使っていた。この店はもうないが、模型業界のような消費量が少ない相手に、少量(100 kg単位)で売ってくれる珍しい店だったからだ。その他の店は当然トン単位でしか売らない。
 したがって、洋白もその店の仕様で作られたものを使っていることになる。当時は全国同じ材料であったはずだ。

 仮定の話であるが、もし、その店がもう少し白い材料を扱っていたら、模型のレイルはもう少し白かったかもしれない。

 30年ほど前、アメリカで買った洋白レイルは素晴らしく白かった。やや軟らかく曲がりやすかったが、色だけは良かった。最近の洋白レイル(英語ではnickel rail)は、日本のレイルのように黄色い。磨いても黄色っぽいのは腹が立つ。どうして白い材料をつかわないのだろう。
 多分中国製なのだろうが、発注元が指定すれば済むことなのだ。

dda40x at 01:20コメント(4)材料 | 線路 この記事をクリップ!

コメント一覧

1. Posted by 森井 義博   2016年01月20日 20:48
100円玉は洋白ではなく、白銅ですね。
洋白が使われているのは、現行の500円玉です。
100円玉の方が白っぽく見えます。
2. Posted by dda40x   2016年01月20日 21:58
そうです。もし最初の材料が白銅であったなら、世界中のレイルの大半が白くなっていたに違いないのです。 各国で作られている製品には、シノハラの影響が強く出ていますから。
500円硬貨はニッケル黄銅と呼ばれています。耐摩耗性に優れ、電気伝導度が小さいのが特徴です。前者はカギに使われる理由です。後者は自動販売機の検知用に適するからです。事情があってここでは詳しく書けませんが、これが決め手になって採用されました。
3. Posted by 森井 義博   2016年01月20日 22:09
以前に白銅の材料が入手できないか調べたことがあったのですが、洋白と比べるとあまり流通していませんね。
4. Posted by ゆうえん・こうじ   2016年01月21日 11:36
以前ニワモケイの洋白ドロップ製メイン・サイドロッドを買ったら黄色いので真鍮製ではないか?とクレームをつけてしまったことがあります。その時洋白といってもいろいろ種類があるのだと知りました。ちなみにそのロッドは色調が気に入らずニッケルメッキしました(笑)レールといえばPECOの洋白レールはまた色が違いますね。

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