2015年11月17日

またまた曲がった橋

 今月号のTMSをようやく読むことができた。ぎりぎりセーフである。田舎に住んでいると、本屋に行っても置いてないのだ。

 小さなレイアウトの記事なのだが、写真を見るとガーダ橋が曲がっている。これには困った。編集部は何をしているのだろう。「集まった記事を順番に載せているだけ」と揶揄した話があったが、反論できないだろう。

 どうして、力学的な考察をしないのだろう。はがきを切って糊付けして作った橋が真っ直ぐなら、多少の荷重を掛けても大丈夫だ。ところが、曲がっていればたちまち落橋だ。そういうことは小学校の時にやらないのだろうか。あるいは、中学校の技術家庭の時間でも扱わないのだろうか。
 どなたかが、「鉄道模型は文系工学です。」とおっしゃった。その時は、その言葉にやや偏見があるように感じたが、最近はそうかもしれない、と思うようになった。


 前にも書いたように雑誌には責任がある。明らかな誤りに対しては、編集部が是正せねばならない。間違った情報を流されると、読者は迷惑するのである。

 最近、古いメルクリンを走らせることがある。製造後50年ほど経っているのだろうが、良く走る。少量の油を注すと、ジコジコと音がするが、確実に走り、脱線しない。
 その昔、TMSの山崎氏は、「メルクリンはよくできたおもちゃ」と評したが、それは当たっている。しかし、精密にできた日本製を中心とする模型のほうはちっとも進歩せず、「見かけは良いけど、出来の悪いおもちゃ」が多かった。今回の橋の件は、見かけも間違っているのだ。


コメント一覧

1. Posted by ゆうえん・こうじ   2015年11月18日 21:52
 「文系工学」というのは面白い表現ですね、「創作エセ工学」といってもよいかもしれません。
 鉄道模型自体、言い古された表現だと「実物にすると小学校の校庭ぐらいのところにC62の牽いた列車を走らせている」「半径50Mのカーブを特急電車がフルスピードで走っている」のですから空想現実の世界なのかもしれません。
 しかし実物では不可能だということを理解して作って遊んでいるか、そういうことを知らないでいるかはまた別問題だと思います。実物ではあり得ないということを知っていて作るなら私は問題ないと思います。
2. Posted by たづ   2015年11月18日 23:36
TMSの当該号を見ましたが、文系の私でさえ「これはない」と思えるものでした。
この種のデザインは、無理やり実物の曲線ルート上にあるガーター橋を極小に模型化したためにできてしまうのでしょう。よく見ると丸太造りの木橋も曲がっていたような。
上に乗る線路は曲線でも、桁は台形、支承レベルでは長方形の寄せ集めだと思うのですが。
3. Posted by skt   2015年11月21日 09:53
おもしろ半分、ちょっと「曲がったデッキガーダー橋」をつくってみることにして、手を付け始めました。純粋デフォルメ表現としてはなかなか興味深いかもしれません。
4. Posted by dda40x   2015年12月15日 21:11
古いTMSを見ておりましたら、182号1963年8月号に新水源急行鉄道という大きなレイアウトが載っていまして、その長大橋が曲がっています。見るからに落ちそうな気がします。誰もケチを付けなかったのだろうかと不思議に思います。

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