2015年08月15日

続 航空博物館


  この博物館は米軍基地に隣接しているので、飛行機を持ってくるのは簡単だ。巨大なB-52が何機もあるが、博物館の隣のハンガ(格納庫)に入っている。
   
Skid  輸送機を見ることができるのはうれしい。輸送機は不整地にも離着陸する能力を求められるので、フロート状のスキッドをつけていることがある。タイヤをたくさんつけて、接地圧力を下げるようになっていたりする。腹部にblister(膨らみ)をつけて、それを収納する。


KC-97winged boom  これは珍しいKC-97である。もとの設計はB-29である。エンジンを替え、胴体を太くしただけで根本的には似ている。それを空中給油機に改造したのだ。尾部から伸ばした給油管は小さなV字羽根によって誘導され、受油機に接続される。尾部先端には窓があって、誘導員がそこから見て給油管を操縦する。


Boeing 787  思わぬものを見た。Boeing 787の初号機 2号機である。試験飛行を終え、生産型に移行したのちは無用のものとなり、ここに寄贈された。
  十分新しいので、そのまま使い続けられるのではないかとも思うが、何か事情があるのだろう。

Boeing 787 2Boeing 787 4Boeing 787 3  近寄って、整備士以外は見られないところを見てきた。着陸装置はアルミ合金製だ。もちろんシャフトなどはスティール製である。昔の飛行機の脚部はスティール製である。だから、野ざらしの展示品はそこが錆びてくる。この飛行機はかなりの部分がアルミ合金製であった。

  筆者はいつも小さな磁石を携行して、そういうことを調べるのが趣味である。もちろん、飛行機に影響を与えるかもしれないので、磁気漏れがないようにしている。


追記
 この787については
記事が見つかった。調査不足であったことをお詫びする。(8/20/2015)

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コメント一覧

1. Posted by shibata   2015年08月23日 16:07
この787、Wing Box(両主翼をつないでる部分)の強度不足で補強が入っている機体です。
初めの3機が該当機で、重量過大になり引き取ってもらえなかったのです。写真のANA色は2番機、中部空港においてある機体が1番機です(そういう訳で ANA塗装ですが、機体番号はNで始まる米国枠です)。

強度試験には、当然最終仕様のものが必要になりますが、取り回しや空力関係の試験では問題なかったのでしょう。元々内装を入れない分水を積んで試 験をするようで(A380の試験中の写真がエアラインに載っていたのを見た覚えがあります)、多少重いくらいは何とでも調整ができたのかと思われます
本来はあちこち試験に使った後割安でANAが引き取ることになっていたらしいのですが、燃費性能が出なくなり、本体価格の再交渉もまとまらなかったようです。


2. Posted by dda40x   2015年08月23日 20:59
そうだったのですか。お詳しいですね。ありがとうございました。
まだ使える物を、捨ててしまうのだから、他にも理由があったかもしれませんね。
本文は訂正しました。
3. Posted by ゆうえん・こうじ   2015年08月25日 10:12
787は初期不良で電池のボヤなどありましたが、最近はやっと落ち着いたようですね。もちろん上空で火事になって墜落しては困りますが、他の国の航空会社ならANAのような数ヶ月全面運航停止といった処置をとったかどうかは疑問だと思います。日本の場合、新しい技術の初期不良ということが許されない国民性なので、発売当初から「信頼の日本製」ということになるのでしょうが、その反面飛行機や原子力などのリスクの高い技術開発には向かない国民性のような気がします。
ロシアでは高速増殖炉の実証炉が動いているらしいですね。ロシアの技術が日本に比べて格段に優れているとは到底思えないので、日本では許されないようなアクシデントでも乗り越えて?=隠蔽して続けてきたのでしょうね。日本では基礎研究はともかく、実用技術開発は最初にミソがつくと没になってしまうような気がします。

ところで787も国内線で乗るとあまり実感はないですが、ミュンヘンあたりまで乗るとやはり居住性(機内の気圧・湿度)はかなりよいような気がします。

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