2015年07月07日

地名、人名

 予想した通り、発音についてはたくさんのメイル、コメントを戴いた。Rの発音は、「なるほど」と思われた方が多かったようだ。Lの音は舌の前のほうで、Rは奥のほうでという小難しいことよりも、実用的である。日本語のラ行はどちらかというとLに近いのだから、Lの音でないことを示せばRとして通じる。

 正直なところ、現地の発音はカタカナに当て嵌めることができないものが大半だ。日本の地図、辞書などの表記は明治時代から大して変わっていないだろうと思われる。
 
 アメリカで気づいたのは、地名、人名ともアクセントが大切だということである。それはシラブル(音節)の中のどれが一番大きな音かということに過ぎない。
 ジョン万次郎はhundredを「はんずれ」と書いたそうだ。「はん」と「ずれ」の二音節であることをよく理解している。

 東部に行ったときに一番驚いたのは、Philadelphiaの発音である。「デル」以外聞こえないことが多い。要するに、アクセントのある音さえ聞こえれば、用は足りるのだ。Wilmingtonも「ウィ(ル)以外あまりよく聞こえない。発音していないのではないかと思ったぐらいだ。Pennsylvaniaも「ヴェイニア」以外は弱い。
 Mississippiは1番と3番にアクセントがあるが、後のほうが強い。Cinncinatiは後ろから2番目にアクセントがある。

 法則性をいろいろと考えたのだが、アメリカの地名にはアングロサクソン系の地名、フランス系、スペイン系、ドイツ系、インディアン系等があって、残念ながら統一法則はない。スペイン系の名前はたいてい後ろから2番目にある。

 困るのは綴りから推測しにくい発音だ。たとえば、Readingはディング である。「リーディング」とアメリカ人でも間違う人もいるそうだ。Wikipediaにも書いてあるが、単なる豆知識で、掲載する価値があるとも思えない。この記事は以前にも述べた「娯楽」の範囲に入るのだろう。
 ネヴァダ州にBeattyという小さな町がある。この発音はベイディである。母音もありえないし、TをDと発音するのは不可思議だが仕方がない。地名とはそういうものだ。
 カリフォルニア州の砂漠にZzyzxという地名がある。ありえない綴りだが、発音はザイズイックスである。これは辞書に載せれば最後になるような綴りを考えてつけたようだ。

 先回のBucyrusの発音は、その隣の町出身の友人がいて、クイズとして出されたのが筆者との最初の出会いだ。その時、「あれ、君知らないの?君の好きなものに書いてあるよ。」と言うのでクレインの製造会社だと気付いた次第だ。

コメント一覧

1. Posted by たづ   2015年07月07日 22:53
学生時代英語でLとRの聞き分け・発音の仕分けの特訓を受けましたが、アクセントまでは無しでした。発音として成り立つ読みをしても、通じない恐れは多分に残るのですね。
2. Posted by dda40x   2015年07月10日 09:02
私の経験では、英語はストレス(アクセント位置)が50%、発音が20%、単語力や文法が残りという印象です。アクセント位置さえ正しければ、通じます。
アクセント位置を知るには英語の童謡が最適です。今更ながら、Mother Gooseは大したものだと思います。
3. Posted by northerns484   2015年07月11日 19:11
Looney Tunesという子供向け?のアニメの中で、Elmer FuddというキャラクターがBugs BunnyというウサギのキャラクターをWabbitと呼んでいるように聞こえたのを不思議に思い、確かにWabbitと呼んでいることを字幕で確認したのを思い出しました。
その時考えたのは、WAの口の形をしながらRAの音を出すつもりで声を出すと結構近い発音になるのでは、ということです。
ついでに邪推したのは、そもそもネイティブのスピーカーにとっても正確なRの音を獲得するには時間がかかるのでは、ということです。なので、この時以降、非ネイティブの自分がRの音を完璧にマスターするのは無理だろうと、開き直ってしまいました。
4. Posted by dda40x   2015年07月14日 19:26
Rの発音は面倒ですが、本当は正しい”L”の音のほうがずっとむずかしいと、感じました。
母音の前の時は教科書通り、舌の前のほうで思い切り出せばよいのですが、語尾の場合は日本で誰も教えてくれませんでした。
kettleのleは有声音の”L”で母音のように発音してシラブルを構成するなんて、アメリカではじめて知った次第。
それがわかってしまえば、彼らの発音の仕組みがそれほどややこしいものではないことが理解できました。映画を見ても、言っていることが分かるようになったのはその頃です。

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