2015年05月26日

スパーギヤ

 Oゲージの運転会に行って、レイアウトを観察する。東西いずれのレイアウトもかなり大規模で、よく工夫されている。さすがに大きくて、組立て、分解、運送には10人ほどが、各30分程度働く必要がある。これだけの規模の物だから、それは仕方ないが、全部で300 kgくらいはあるだろう。

image (2)  さて、その中で分岐の様子を観察した。筆者の作っているレイアウトに、参考になるところは吸収したいからだ。関東のは歴史が古く、何もかも手作りで立派なものである。そのフログ部分を見て、少々驚いた。
 ガードレイルに等間隔に傷が付いている。ある方の解説によると、スパーギヤが当たったのだそうだ。しかもスパークしてブラスが融けている。
 と云うことは、絶縁側にスパーギヤがあることになる。これはまずい。根本的にスパーギヤをむき出しで使うことには、筆者は反対である。しかも、その径が車輪径と等しいのは言語道断である。さらに絶縁側に付けるとは………。

image (1)「 困ったもんだね。」と話をしていたところ、他の部分に油が点々と「印刷」されていることに気が付いた。ショートは免れているが、レイル面に接触しているのは間違いなさそうだ。フログでの落込みで接触している。事実上、歯車で走っている。
 このフログは古い規格であって、落込みをフランジで支えるようになっている。最近はそのフランジが低くなったので、かなり落ち込んでいる。本当はフログを更新すべきであろう。

 筆者の建設しているレイアウトに車両を持って来られても、すぐには運転させない。車検がある、と書いたところ、何人かの友人から、「すこし厳しすぎるのではないか。」と言われた。
 しかし、現実はこのようなものである。これでは線路の損傷が起きるし、油を撒き散らされて迷惑そのものである。

 車検は行うし、短期間の車検証も発行する。本当はレイアウトから持ち出すと、再車検を受けるのが筋である。アメリカのレイアウトではそのようなシステムを採るのがふつうである。決して厳しすぎるルールではない。

 博物館に車両を持ってきて走らせよう、とお考えの方にお願いしたい。油が飛散するのを防止する装置、あるいは、ギヤボックスが付いていない車輌は、運転ができない。 

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コメント一覧

1. Posted by たづ   2015年05月28日 22:08
スパーギヤ使用の実物型釣り掛け駆動は今現在HOまで小型化したようですが、どういうわけかどのサイズもゲージ・車輪径の両方ギリギリに作った製品ばかり、ギヤもむき出しが普通なようです。
OJ用は当然ながらOより8mm狭い軌間に収まる作りなので、Oに援用すればギヤ・カバーくらい作れそうなものですが、何故でしょう?
実物ではギヤが密閉できないとは言いながらも、釣り掛け電車とて必ずギヤボックスはあるはずなのですが。

2. Posted by dda40x   2015年05月29日 08:21
大半の模型は、「走ればよい」から脱却していないと感じています。
むき出しのギヤは綿ぼこりを巻き込み、油を撒き散らして走ります。メンテナンス上もまずいのですが、無頓着な人が多いのです。
自転車のチェーンに油を注さずに乗る人を見ますが、似たような話です。理科教育が浸透していない証拠でしょう。
アメリカに居ました時に感じたのは、注油と云う作業に誰もが大きな価値を見出していることです。どんな家にもガレージに油差しがあり、蝶番などには油を差すのです。機械の保守には油が必要だと云うことがしみついているのでしょうね。

模型の場合は飛び散ってなくなるといけないので、ギヤケース、油溜まりを付ければよいのですが、だれもやりませんね。

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