2015年05月22日

switch machine

Challenger Switch MachineChallenger Switch machine Box コンピュータを更新する際に一部の写真等が行くえ不明になってしまった。そのうち出て来るだろうと思って探しているうちに、いくつかの興味深い写真を見つけた。 

 これは1950年代のOゲージ用のポイントマシンである。HO にも使えるとは書いてある。
 全長15 cmもある。3 Aくらいで小気味よく作動する。アメリカの好景気の時代に作られたもので、材料をふんだんに使い、職人が手作りで仕上げたものだ。おそらく、製造者は電気部品製造に従事していたのであろう。基本を正しく守り、インチキはない。

 今でも古いレイアウトにはこれが使われているのを見る。以前紹介したのはB29爆撃機の爆弾倉を開くロータリィ・リレィを流用したものだ。時代は違うが、これも確実に作動し、何十年ももつだろう。

 アメリカのOスケールのショウに行って、古いものを山積みしている店で丹念に探すと、このようなものがいくつか見つかる。昔のModel Railroaderの広告に載っていても現物を見ることができなかったものばかりだ。

 買ったらすぐに作動を確認したが、潤滑がないので、磨り減るだろうと思った。さりとて、油を差すと埃を寄せて却ってダメになりそうだ。こういう時は固体潤滑に限る。早い話が鉛筆の芯の粉である。6Bの芯を刃物で削って粉にし、それを摺動部、回転部に押し込む。動きが格段に良くなる。ここで紙やすりを使って粉にする人をたまに見かけるが、絶対に避けるべきである。砥粒が剥がれ落ちて混じり、中で磨り減りを助長する。

 この種の潤滑材は最近は鍵屋さんで見かける。鍵穴に入れるのだ。スプレィ式のを見たことがある。粉末が出るらしい。

 以前液体潤滑剤の宣伝で、油を鍵穴に噴霧するのを見たことがあるが、あれは決してやってはいけない。その場は良いが、二週間もすると埃を寄せて固まり、まったく作動しなくなることがある。そういう場合は錠を分解してシリンダを揮発油でよく洗って乾かす必要がある。もちろんそのあとで固体潤滑材をまぶしてやる。

 KadeeのGreas-emという商品は、まさにグラファイト粉末であって、6Bの芯と同等である。

dda40x at 05:22コメント(3)分岐 | 潤滑 この記事をクリップ!

コメント一覧

1. Posted by YUNO   2015年05月23日 04:18
鍵穴用のスプレーは私の地元企業の製品なので、少し調べたことがあります。
出てくるのは窒化ホウ素の粉です。
粉末のままでは錠シリンダーの内部まで拡散しにくいので、アルコールが一緒にスプレーされ、隙間に流れ込んだ後蒸発して白い粉だけが残る仕組みになっています。
黒鉛とは粒子の大きさにかなりの差があるので、適切に使い分ける必用があります。

2. Posted by たづ   2015年05月23日 06:22
以前マグネマティック・カプラーを組んだ際にも取説(英文)には”greas-em”が指定されていましたが、正体が粉末だとは気付かずシリコン・グリスを塗ってしまいました。中長期的には何か悪さするかもしれません。
仁和寺の法師といいますか、先に知ってれば鉛筆の芯を削って擦り込んでいたのですが。
てっきりgreas-emを、グリスにカーボン混ぜたものだと思い込んでました。純粋に粉なんですね。
3. Posted by dda40x   2015年05月26日 19:23
鍵文化の違いからか、日本にはグラファイト末による潤滑がほとんどありませんでした。アメリカやヨーロッパでは鍵屋には昔から置いてあります。
ケィディが使ったのも歴史の違いでしょうね。
ホウ素化合物は確かに触ると粒の大きさが違いますが、崩れるのでしょう。
粒子が転がり摩擦に変えていると云う話も聞きますが、詳しいことはわかりません。

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