2015年03月31日

曲率ゲージ

curvature gauge 路盤に道床を敷く時に、このポリ塩化ビニルの弾性体を手際よく、中心線に沿って貼らねばならない。接着剤は使わず、工業用の両面接着テープを用いて貼った。当初は縁から何 mmという具合に測って線を引き、それに合わせて貼っていたが、とても面倒であった。
 土屋氏の工場には、当時まだ珍しかったCNCのフライス盤があった。それに入力してプラスティックの板を切った。各種の曲率ゲージを作り、配布して下さった。

 60 mmのゲージを弾性体で挟んで置き、押しつけると出来上がりだ。長さは後で切る。そして、フレクシブル・トラックにゲージを嵌め、所定の位置に置き、抜きながら釘で留める。実に素晴らしい方法だ。もちろん端に近いところは、事前にレイルを曲げて置く必要がある。この60 mmはPECOの枕木用で、Atlas用は58 mmだ。

 このような方法で、たちどころに大量の線路が敷けた。筆者の個人用に使っていた時代の線路は、末端をジグで所定の位置に行くようにして、フィッシュ・プレート(継目板)をなくした。こうすることによって、敷設に要する時間が大いに節約できた。線路には個性がないので、どの線路をつないでもぴたりと合う。

 今回のレイアウト建設では、再組み立てすることがないので、フィッシュ・プレートを使うことにした。接続時に片方に寄せておき、接続したら真中にずらすのだ。

 吉岡方式では、円曲線でカントを逓減しており、曲率を逓減させる緩和曲線は用いていない。ただし、直線と接続される曲線は、中心角7.5度だけ曲線半径を基準円の1.5倍とした。これにより遠くから見ると緩和曲線のように見えないこともない。本線の曲線は15度の扇形の円周である。カントの逓減は、3次元の工作であって、とても面倒だ。最終的にはパテのお世話になる。手で削って、指先で撫でて調べる。
 人間の指の感触は大したもので、カントの逓減、逓増を確実に感知することができる。


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