2015年02月02日
続 ポリウレタンの劣化
お預かりしているOJのキットがある。それを点検していないことに気がついて、開けてみた。案の上、ウレタン・フォームが融けかけている。指で押すと、「ポリウレタンに指紋が付く」ような感じである。出来たてのパンケーキの感触に似て、怖くて触れない。
幸いにも全ての部品がポリエチレンで包まれているので、くっついたらその袋を捨てて、新しい袋に入れればよい。
このC62は動輪がむき出しであったので、少しくっ着きかけである。早速出して、溶剤で拭いた。イソプロピルアルコールが入っている溶剤噴射スプレイを使った。樹脂は溶けて取れたが、めっき部には、くっついた部分に錆が発生しているように思う。目の細かい紙やすりでさっと研磨すれば大丈夫だろう。
左が清掃前、右が清掃後である。クランクピンのあたりが少々荒れている。よく磨いて、油を塗って組めば問題はないはずだ。
このEF53のキットも融ける前兆が出ている。しかし、全ての部品が包装されているので、しばらくは問題なかろう。
EF58も大丈夫だと思ったが、思わぬ伏兵が居た。
前頭部は潰れ難いように、内部にポリウレタン・スポンジが入っていたのだ。
空気の流通がないようにしっかり包装してあるので、変化は起こりにくいと思ったが、出して見ると、内部は錆かけていたし、スポンジは握ると元に戻らなかった。
キャブの内側を丁寧に拭いて、別の袋に入れた。
これらのキットは筆者が組むことはないので、誰か得意な人に組んでもらうつもりである。
幸いにも全ての部品がポリエチレンで包まれているので、くっついたらその袋を捨てて、新しい袋に入れればよい。
このC62は動輪がむき出しであったので、少しくっ着きかけである。早速出して、溶剤で拭いた。イソプロピルアルコールが入っている溶剤噴射スプレイを使った。樹脂は溶けて取れたが、めっき部には、くっついた部分に錆が発生しているように思う。目の細かい紙やすりでさっと研磨すれば大丈夫だろう。
左が清掃前、右が清掃後である。クランクピンのあたりが少々荒れている。よく磨いて、油を塗って組めば問題はないはずだ。
このEF53のキットも融ける前兆が出ている。しかし、全ての部品が包装されているので、しばらくは問題なかろう。
EF58も大丈夫だと思ったが、思わぬ伏兵が居た。
前頭部は潰れ難いように、内部にポリウレタン・スポンジが入っていたのだ。
空気の流通がないようにしっかり包装してあるので、変化は起こりにくいと思ったが、出して見ると、内部は錆かけていたし、スポンジは握ると元に戻らなかった。
キャブの内側を丁寧に拭いて、別の袋に入れた。
これらのキットは筆者が組むことはないので、誰か得意な人に組んでもらうつもりである。