2015年01月25日

勾配区間の建設

 平面部分の骨組みはかなり前に完成しているのだが、勾配区間は計算が面倒で、遅れ気味であった。平面の板をつなぎ合わせても、滑らかな螺旋にはならない。当初は支柱間隔を広くしていたのだが、補正量が大きく、とても無理だと分かった。仕方なく、1450mm間隔に支柱を立てることにした。こうすれば、調整用シムの厚さが薄くなる。

 設計では垂直荷重だけ受け持たせることにして、水平方向の力は曲線の両端で受けていた。ところが角が多くなったので、各支柱に水平方向の動きに耐える構造を持たせねばならなくなった。足を十文字にすれば良いのだが、足が平面になるようにするのは素人の熔接では無理だ。

stanchion カブースの煙突などには、このような倒れ止めがついている場合がある。一本の支えを付けるだけで、かなりの力に耐える。4 mm厚のフラットバーを床に留め、四角柱の垂直を見ながら、熔接すれば良い。これは工作が簡単である。この程度の厚さで、押し引きどちらにも十分耐える。
 


fireproof blanket カーペットを敷いた後での熔接であるから、完全な養生が必要である。クラブの会員の足立健一氏が耐火性の布で養生シートを作ってくださったので助かる。氏はF1レースなどの耐火服を作る専門家である。熔鉱炉の横で仕事をする人たちの耐火服など、特殊な服を作っている。
 このような柱の根元を巻いて、さっと置けるように、切れ目を入れて下さった。三層構造で、中には耐火フェルトが挟んであり、熱が伝わりにくい。焼けたアイロンを置いたままにしても火事にならないそうである。オレンジ色の布は、最近の消防士の服装で見かけた方もあるだろう。燃えない布である。

welding stanchion 床を完全に保護した後で、周りに飛ぶといけないから、合板で囲いをつくる。そして、先日紹介した火花除けシートをかぶせる。熔接部分から10 cm程度離しておくことを忘れてはいけない。これで手前の隙間から熔接棒を差し込んで出来上がりである。面白いことに、熔接時に出る煙(フューム)は大半がシートにくっつくように感じる。作業終了後、シートを洗うと、白っぽい粉が落ちる。


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