2014年11月17日

続 Mike Wilson氏を訪ねて

layout base height この写真で、レイアウトの高さが63インチ(1600 mm)であることが分かる。筆者は身長180 cmなので、口の高さである。線路は路盤より20mm程度高いので、眼の高さが機関士の眼の高さになる。


 レイアウトの路盤高さが 900 mm であると、座った人の眼の高さはおおよそ1200〜1300 mmであるから、標高差は300〜400 mm である。HOスケールなら、26 m〜35mほどになる。7階から10階の窓から鉄道を見下ろしている。Oスケールでも14〜19 mとなり、4〜5階の窓から見ている計算になる。
 いわゆる鉄道ファンが、そのような高さから鉄道を見るだろうか。Nゲージだったら、高層ビルから見ているのだ。今までのレイアウトはそのようなつくりである。縮尺が大きいほど眼の高さに近くすべきである。我々が汽車を見るのは、せいぜい跨線橋からである。

 筆者が今回製作中のレイアウトは路盤高さを1200 mmとする予定であったが、1230 mmにするつもりだ。少しでも高くしたい。子供さん用のお立ち台は作る。特定の場所からしか見えないが、それが安全につながる。うっかり手を出されると大変なことになる。

 世の東西を問わず、手を出すのはその瞬間である。それは列車が脱線したときである。脱線を直すと云うのは特殊技能が必要で、素人には難しいことがある。そこに手を出した瞬間に対向列車が来ると、三河島の事故のような惨状となるのだ。脱線しなければ、ほとんど問題ない。

 筆者の自宅レイアウトでは、脱線事故はまず起こらない。保線の問題もあるが、やはりLow-D車輪のおかげである。RP25の時代は、ちょっとした減速時に脱線が起こった。最近は連結器のダンパァのないものばかりをつないでも脱線が起こらない。 

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