2014年10月16日

伊藤剛氏の作品

伊藤 剛氏の作品 伊藤剛氏の作品を取り出しても、そのまま箱に戻すと擦れて傷んでしまう。せっかくガラス製のショウケースが使えるようになったので、仮にではあるが入れてみた。

 有名な作品がズラリと並ぶと圧巻である。中でも有名なSnow White とかCinderella, Old Black Joe などは、すでに車齢60年を超え、風格以上の何かがある。神々しいという言葉が適するのかわからないが、このような模型を板から作りだされた能力には驚きを禁じ得ない。
 
 70年前のNMRC発足時に製作された片渡りのポイントは外側三線式で、二つの尖端レイルの組が、イコライザを用いたリンクで連動する。片方が所定の位置に来ると、他方が動いて完全に密着する。本物では当たり前であるが、模型でこれを実現している人は少ない。

 写真でしか見たことがなかったが、レイルジープという車輌は、実に面白い造形である。2軸車であるから、集電を良くするために懸架装置を工夫してある。

 1948年に製作された自動操縦自動車の現物もある。おもちゃの自動車に入るモータを自作されたのだが、屋根の鉄板が界磁の磁気回路を短絡してしまうので、屋根、ドアをブラス板で作り直したという力作である。
 懸架装置、操舵装置、駆動装置の滑らかな動きにはうっとりしてしまう。これはガイドレイルで誘導されるが、自在に誘導できる方式も編み出されて、それは特許を取得されたはずである。その書類が出てこないか、楽しみにしている。

 折り畳み式貨車の編成もある。簡単な工夫でスケール車両が1/3の体積に畳める。これは塗料がぼろぼろで、1輌だけオリジナルを残し、残りは塗り替えて走行させたいと思っている。

 ところで、博物館の名前については、ずいぶん頭を悩ましている。当初は土屋記念模型鉄道博物館のつもりであったが、土屋氏は反対であった。
「地名を付けてはどうか。」
ということであったが、あまり有名でない地名では、却って混乱を招くような気がしていた。

 土屋氏も賛同された伊藤剛模型鉄道博物館の方が、良いのかもしれないと思い始めた。
 まだ正式決定していないので、ご意見を頂けると嬉しい。匿名希望の方は、コメントにその旨お書き下されば、公表しない。

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コメント一覧

1. Posted by 一式陸攻   2014年10月16日 17:11
個人的な意見ですがこの博物館に収蔵される模型全てが技術、機構面で特筆に値するものと思います。
そこで「模型鉄道技術博物館」という技術面の紹介にも特化していることを強調するような名前を提案いたします。
少なくとも我が国にはそのような博物館はまだ無く、また展示内容の一面を明確に示すことができると思います。
よろしければどうぞ案の一つにご利用ください。
2. Posted by YUNO   2014年10月17日 00:37
地名に賛成というわけではないのですが、マイナーな地名だからという理由で候補から外すのは早計ではないかと思いました。
逆に「博物館があったおかげで、地名が知られるようになった」というプロセスがあってもいいのではないでしょうか。
4. Posted by ゆうえん・こうじ   2014年10月18日 10:33
私も一式陸攻さんの意見に賛成です。「技術」という言葉を入れた方がよいと思います。ただやはりこれは文化だと思いますので、さらに「文化」まで入れると、てんこ盛り状態でくどいでしょうか?「模型鉄道文化技術博物館」
ウィーンの国立美術館Kunsthistriches Museumのもじりで、ドイツ語だとKunsttecniches Modelbahn Museumとすると音の響きはよいですね。英語だとやはり「art」という言葉が欲しいと思います。
5. Posted by 01175   2014年10月20日 19:35
施設や企業の名称には個人名を冠することが良いことは古くから知られており成功例を多く見ることができます。おそらく擬人的に捉えることによって信頼感や親近感が増すことが理由だと思われます。したがって、「伊藤剛模型鉄道博物館」が宜しいと思います。

鉄道模型の技術に関心がある人間であれば、あえて「技術」を掲げなくとも伊藤剛氏の御名前の中にその意が含まれていることを看取できるのではないでしょうか。

ところで、「伊藤剛鉄道模型博物館」とされなかったのは、一瞬、「鋼鉄」を錯覚することを忌避されたのでしょうか。
6. Posted by dda40x   2014年10月22日 06:40
たくさんの私信を戴いています。どの意見も説得力があり、捨てがたいものです。
「鋼鉄」の件は言葉の並べ方だけの問題ではなく、伊藤剛氏の哲学であり、その件については後日お知らせします。

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