2014年07月02日

壁を作る

 伊藤剛氏の死去で動転して、書いてあった原稿がどこかに行ってしまい、書き直した。

drywall この店舗は70年代に作られた鉄骨コンクリート造りである。裏の一部を倉庫として使うので、壁を作る必要があった。同時に新しい洗面所も作らねばない。drywall(内壁)を作るのに2x4を考えていたら、工務店が金属で作るべきだと提案した。防犯性も格段に増す。しかも平面の壁ではないので、剛性が高い。
 石膏ボードだけでは簡単に打ち抜けるので、複合材を用い、斧でも打ち破れない構造にした。窓には強固な鉄格子を付け、泥棒には入れないようにした。ドアも防犯性の高い物を用いている。また、大切な模型を収蔵するのであるから、防犯装置は確実なものを設置する。

drywallerpower hammer 骨組みを作るときに、施工業者が持ってきた工具を見て驚いた。20年ほど前、アメリカの科学雑誌に載っていた新製品が実用化されていたのだ。
 コンクリートの床に鉄骨を留めるのに、昔は鋲打ち銃を用いた。35口径くらいのカートリッジを用い、鋼製釘を打ち込むのだ。火薬を使うので、所持、保管には公安委員会の許可が必要であった。
 今回見たのはこのブランドで、燃料ガスを使い、電気点火する。火薬より静かで、臭いもほとんどない。 ただし狭い部屋で大量に使うと、一酸化炭素中毒になるだろう。マキタも扱っている。

 Ramsetは便利な道具で、アメリカではどこのホームセンターでも売っている。銃の形はしておらず、巨大なセンターポンチのような形をしている。使ったことがあるが、さすがに日本に持ち込むと面倒なことが起こりそうである。その点、このガス方式は所持許可も要らず、便利である。

 

注: drywall とは煉瓦積みやコンクリート造りのような水を使う壁ではなく、石膏ボードを主体とした乾式工法による壁のことである。作業者をdrywallerと呼ぶ。


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