2014年06月22日

銅レイル

copper rail track 組み立て式線路の整理をしていたら、最も古い線路が出てきた。これは高校一年生の時に、級友のお兄さんから貰ったものだ。良く出来た線路で、路盤は桜の木で出来ている。木型屋に作らせたのか、既成品であったのかはよく分からないが、実に正確にできている。

 受け取ったとき、銅線による第三軌条が付いていた。枕木数本おきに木ネジを立てて、それに1 mm径ほどの銅線がハンダ付けしてあった。つなぎ目は二つ折りにして斜めに曲げてあって、弾力で接触するようになっていた。接触抵抗は大きそうだったが、特に問題なく走った。 

  四畳半にぴったり納まるように出来ているから、半径は1300 mm程度である。注目すべきはそのレイルである。当時は電圧降下が問題であった。モータの性能が悪いから、5 Aとか、10 Aを流していたのだ。電圧降下は電流に依るので、少しでも小さくしようと思うと、レイルの材質を銅にする以外ない。銀が最も良いだろうが、さすがにそれは売っていなかった。銅レイルが市販されていたのは非常に短い期間であったはずだ。筆者もこれ以外見たことがない。

copper rail 狭いところでも敷けるので、マンション住まいの時はよくこれで走らせていた。パシフィックならこれでもOKである。レイルの継ぎ目の音が大きく響くので、賑やかではあるが、楽しかった記憶である。継ぎ目が外れると面白くないので、細い釘を端に打ち、それの輪ゴムを掛けて外れ止めとしてあった。
 ゴムの威力は絶大で、速度を上げても決して脱線することが無かった。

 銅のレイルではすぐ擦り減ってしまいそうだが、意外と長持ちしていた。やはり色が良くないので、人気が無かったようだ。
 
 これは博物館で展示する。 

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ