2014年05月31日

続 レイルの電気抵抗

 鎮目氏の測定値を次に示す。


ブラスレイル     30 m     1 Ω  カツミ製
鉄レイル        30 m     2 Ω   House of Duddy 
洋白レイル       30 m    5.3 Ω   House of Duddy
洋白レイル         30 m     10 Ω    PECO

比較のために
ビニル被覆電線 30 m    0.8
Ω (協和電線 断面積1.25 mm sq  

 鎮目氏の参考にされた文献(化学便覧ハンドブックとある)のデータである。おそらく、単位は10^-7 Ωmである。

銅           0.47
真鍮          1.0
リン青銅       1.6
洋白          5.3
鉄           1.8
SUS 303, 304  11〜12.7

 合金はロットによって電気抵抗は異なる。この文献によれば電気抵抗は、ブラスの値の、鉄は2倍、洋白は5倍というところだ。合金の電気抵抗率は文献によって、とんでもなくばらつきがあるものである。鉄とあっても、炭素鋼とは違う。洋白は洋銀とも言うが、その組成は千差万別である。一番信用できるのが、抵抗材を売っている会社のデータである。製品別に組成が示され、温度による変化率も書いてある。

 また模型の場合、製品によってレイルの断面積には差があるが、それを考慮しても、上の値は興味深い。PECOのレイルは異常に大きな電気抵抗を示している。
 さらに、鎮目氏はそのレイルの材料を化学分析にかけられたのである。


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コメント一覧

1. Posted by たづ   2014年05月31日 07:14
5 PECOのレールの電気抵抗の大きさには、絶句の一言です。
模型専門誌が代理店でなければ、ここまで広がりはしなかったでしょう。
真鍮の次に電気抵抗が少ないほうに入る鉄ですが、どちらも無塗装でしばらく放っておけば確かに錆びだします。
日本でここまで洋白レールが激賞されたのは、都市部の大半が海沿いで、鉄製品が錆びやすいからでしょうが、以前の真鍮とてそれは同じわけですし、まして実物の線路は海のすぐ際でも全て鋼鉄です。
趣味人として常識的な間隔で適度に列車を走らせられれば、錆の問題はほぼ無視しうる範囲ではないでしょうか。

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