2014年05月13日

続々 またまたスクラッチ・ビルディング談義 

 プロの模型製作者は別として、スクラッチ・ビルディングの名手はどのような人なのかを、筆者は長年観察してきた。ただし、Oスケールの話である。  

 答は、「実物の知識がある人」である。実際の機関車に攀じ登った経験があり、ロッドの隙間から体を入れて、ボイラ下を見た人である。ある程度の図面があって、正しくボイラを丸め、CNCで切り出したフレームに載せたとしよう。すると、ある程度の形になる。問題は補機類の配管である。どのような角度で飛び出して、どんな支え方をしているかを正確にとらえた模型の実感味は素晴らしい。
 しばらく前に紹介したHarmonの模型はまさにそれだ。
 
 ロッドの納まりも、重要なポイントだ。模型の動輪は本物より厚いので、多少ごまかす必要があるが、そのごまかし方のさじ加減が素晴らしい模型がある。全て実物どおりでは、動輪が急カーヴで脱輪する可能性が否定できない。
 フランジレスの動輪では、タイヤを外側に向かって少しせり出させないとカーヴで脱輪する。そこに事前に気が付いて、手当てした模型があった。その走りは素晴らしかった。 

 テンダとの接続部の補機類の配置も大切である。車体の外側部からどのくらいの深さにあって、メンテナンス時にどの方向から工具を入れるかを考えなければならない。実物を見るとき、そういうところに興味を持って、写真を撮る人の模型は素晴らしい。高価なロストワックス鋳物をちりばめながら、配管が怪しい模型を見ることは避けたいものだ。

 先の2回のアクセス数が、このブログ始まって以来の数字である。普段の3倍以上だ。拙記事を色々な方が引用されて、そこからのリンクが多い。ご意見もたくさん戴いているが、匿名での無責任なコメントは削除させて戴くことがある。

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