2014年03月23日

川端新二氏との再会

川端新二氏 そのお別れ会で思わぬ方と再会した。
 川端新二氏にお会いしたのは35年ぶりである。椙山満氏の御紹介で2度お会いしている。

 吉岡利隆氏は学生時代に川端氏と知り合い、お宅に泊めて戴くことが何回かあったらしい。川端氏のお子さんとのやり取りの話を聞かせて戴いた。
 吉岡氏が拙宅に逗留されたとき、「元機関士の方に会いたいので、行きたい。」と仰った。「その人はひょっとして川端さんじゃないか?」と聞くと、「えっ、どうして分かったの。」と驚かれた。
「この近くで有名な機関士は川端さんだからね。」と言うと、ますます驚いて、「よし今度一緒に行こう。」と約束した。それも叶わなかったが、こうしてお別れ会でお会いすることが出来た。


 川端氏は昭和40年頃「暮らしの手帖」誌に機関士の人生について複数回投稿していらした。高校生の時、母が「ほら、機関士の人の話が出ている。」と記事を見せてくれたので、お名前をよく覚えていた。
 
 川端氏が機関士としての職務、エピソードを語るのを、末席で聞かせて戴いた。すばらしい記憶力の持ち主で、当時のことを極めて正確にお話しになった。いずれ御本を書かれるのだろうと思った。

 最近出版された本では、「ある機関士の回想(イカロス出版)、「15歳の機関助士(交通新聞社)がある。どちらも素晴らしい本で、当時の躍動感が伝わって来る。まだお読みでない方は、お勧めする。特に後者は電車の中で読むと、内容に没入して目的の駅を乗り過ごしてしまうタイプの本である。このような本は珍しい。

 井上豊氏は川端氏のお師匠さんであったそうだ。川端氏によれば、井上氏は見かけの豪胆さとは違って、極めて慎重な人であったそうだ。給油機に油を注ぎ、油面を点検して機関区の詰め所に戻る。川端さんに「帰ってよし」と言ってから、再度機関車に戻って油面を確かめる様な人であったという。これは意外な一面であった。

「15歳・・・」の本に出てくる数学を教えてくれた先輩機関士とは、井上豊氏のことであった。


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