2014年03月17日

技能伝承

 その模鐡技師のジグと称する記事を読んで以来、頭の中にもやもやとしていたことがはっきり形になってきた。金属工作塾を開くべきであるということになった。いろんな人がアイデアを語るのは聞いたことがあるが、実現したのはあまり知らない。10年ほど前、安達庄之助氏は鉄道模型工作の講師を、地元の文化センタで務めていらした。名古屋模型鉄道クラブでは加藤清氏が、中日文化センタで講師をしていらした。いずれも市販のブラス製キットを組む手助けをするわけである。

 もう少し基礎的かつ応用的な塾を開きたい。おそらく1年以内に実現できるだろう。場所も確保した。後進を育てれば、この趣味を継承することが可能だ。吉岡利隆氏ともその点でも話が一致していた。本来ならば、彼にも講師をしてもらうはずであった。

 最近のプラスティック製模型ではなく、ブラス製模型を正しく作る手助けをしたい。幸いにも、筆者には祖父江氏アメリカの鉄砲鍛冶のところで学んだノウハウがある。他にも近所の鉄工所の親父さんや、超精密加工をしていた友人のノウハウも多少は吸収した。また、この道の達人を、客員としてお呼びし、ご活躍願うつもりである。

 まずはヤスリの整備から始めて、糸鋸の使いかた、ハンダ付け、その他のテクニックを伝授する。いずれ旋盤やフライス加工までやりたい。若い人を育てたいのである。もちろん、Oスケールに興味を持ってもらいたい。日本のOスケールは、もはや風前の灯である。オークションを見ていても相場が立たないのが現状である。HOもかつての勢いを失い、ひどい状態であるが、Oほどではない。

 実はある計画が進んでいて、夏あたりに形になるだろうと思う。まだ中味が確定していないので、詳しいことは発表できない。

 プラスティック製の模型は、50年というタイムスパンを考えると、不安要素がいっぱいだ。ブラス製模型は数百年後も形を保っているであろう。もちろんモータ内にはプラスティック部品があるから、交換せねば走らないだろうが、主たる構成部品は安泰だ。

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by 一式陸攻   2014年03月17日 07:42
金属工作塾、非常に興味があります。
何としても参加させて頂きたいと思います。
世の中には多くの情報が溢れておりますが、果たしてどれが正しく、または最良であるかは当方のような若輩者には判断がつかない故、以前より本物の技術を持った方にご教授お願いしたいと考えておりました。
是非とも開催お願いいたします。
2. Posted by skt   2014年03月18日 21:53
問題は「金属加工」ではなくて、工作の段取りや、工具の基本的な構造、仕組みとその使い方を理解しているかどうか、なのではないかなと思います。これ、どうも、本能的に出来る人もいるようなのが、私にはあきれるところですが。
などと、粘土細工レベルの工作専門の人間が何をナマイキな事をw、と言われるかもしれませんが、「技能ブックス(技能士の友編集部編さん)」などをぱらぱらと斜め読みするだけでも、その辺りはある程度(頭では)習得出来るのではないか、と感じているところです。

下記URLはAmazonからです。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%E6%8A%80%E8%83%BD%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
3. Posted by ゆうえん・こうじ   2014年03月18日 23:20
5 その金属工作塾 始められたら是非ネットでその様子や講義・実習内容を公開してください。本当に価値のあるしっかりした内容なら、公開しても皆さんの批評に耐えうると思います。
これからは何が正しくてベストなのかは、世間でいう権威のある人が決めるのではなくてみんなで検証して決まるのだと思います。今捏造疑惑で話題のS*a*細胞にしても、その検証に耐えうるものではなかったということでしょう。
今回話題にされているジグ?も雑誌の記事にならなければ、こういったところで俎上にあがることもなかったのだと思います。
4. Posted by dda40x   2014年03月19日 06:47
色々な方からのご意見を戴き、すでに参加希望者も何人かあります。
全く新しいことを教えるわけでもなく、大半の内容はすでに記事化しているもので、客観的に評価は確立されています。ただ、目の前で見たことがない人が大半でしょうから、やって見せて、技能を身につけてもらいたいのです。これは技能であって、技術ではありません。
確実な工作で作られたものは耐久性があります。
プラスティック製模型が時が経つにつれ、パラパラと壊れて来るのを見るのは辛いものです。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ