2014年03月15日

ジグ

 またも模鐡技師の記事についてである。skt氏がブログでおかしいと書いていらして、その号を読もうと思っていた。ちょうど眼の手術を受けたところであって、視線を動かすと痛いので、しばらく安静にしていた。
 先日、ようやく本屋でその記事を見たが、意味不明のジグと称するものの話があった。残念ながらこれはジグではない。それでは何か?と問われても答えられない。効果はほとんど期待できない。

 工作機械は時間節約のために使うのである。手作業で失敗しながらやるより、機械で一発で精度高くやりたいのである。その記事では訳の分からない装置を組んで、直角にドリルで穴を開けるとあるが、ボール盤を持っていないのであろうか。しばらく前の記事ではフライス盤を使う方法と称して、摩訶不思議な方法が紹介されていた。批判を浴びてフライス盤を捨てた、というわけでもあるまい。あんな奇妙な装置を作るぐらいなら、ホームセンタで一番安いボール盤を買うべきだ。数千円で買えるだろう。それでも直角は出る。

Steel Parallels この記事を見て、作者の知識には大きな欠落部分があると感じた。それはSteel Parallelである。日本語では、敷板、正直板、ヨーカンなどと呼ばれる。全く同じ高さの板を万力の中に立てて、それを台としてワークを締めたジグを固定するのである。

 軽く締めてから、プラスティック・ハンマで叩いて密着させ、本締めをする。

 この板は各種の高さを揃えていると便利だ。筆者は1/8インチ(約3mm)ごとのピッチで10段階持っている。安いものである。厚さも色々あるが、薄いと使いやすい。結局のところ薄いものばかり使っている。安い製品を輸入して、所属クラブで頒布した。万力の大きさに合わせて長さを切断し、お配りした。

 図中の青い部分がジグである。スリットを入れておけば、締めると動かなくなる。こういうものは少し開き目にしておいて、ワークを挟んで締めると前後が平行になるように作るのが骨(コツ)である。万力は固定し、ジグは顎の中の特定の位置に固定できるように印を付けるか、位置決め板を仮接着する。
 
 以前にも書いたが、この記事を書いている人はどういう人なのだろう。決して技師ではないことは確かだ。ドリルビットのセンタリングは、やはりポンチマークに頼っているようだ。
 経験豊富な人に見てもらってから、原稿を出すべきだった。若い人がこの記事を読んで、こうしなければならないと思い込んだら迷惑な話だ。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ