2014年02月22日

舞台のスモーク

 舞台やスタジオで用いられるドライアイスによる霧の発生のメカニズムを考えてみよう。

 コツはぬるま湯を用いることである。ドライアイスは水よりずっと重いので、下に沈む。ぬるま湯から熱を吸収し、盛んに二酸化炭素の気体を発生する。ぬるま湯からは、その温度での飽和水蒸気圧が発生し、それがドライアイスによって急速に冷やされる。これが冷水だと、蒸気圧が小さく、水滴となるべき水蒸気の供給量が少ないから、うまくいかない。

 この方法はプロセスは全く異なるが、断熱膨張と同じ結果をもたらす。すなわち、微細な水滴が気体中に浮いている状態を作るのである。要するに、温かい水から発生した大量の水蒸気が冷やされて、水滴になったのである。

 この方法でも湯気は出来るが、如何せん、二酸化炭素は空気より重いので、蒸気機関車の白い煙を再現することはとてもできない。

 残るは超音波霧化器である。これは技術が確立されているし、特許もすでに切れているので、いくらでも応用できる。発煙材が水なので、全く問題ない。
 しかし、鉄道模型分野ではあまり見ない。オモチャの分野では時々見る。おそらく、鉄道模型での主戦場となるHO、Nでは体積が確保できないのであろう。

 霧化器の心臓部を見ると、水面に下から超音波を当て、水面を振動させる。すると水が揺すぶられて、水滴を発生する。この部分に指を突っ込むと熱く感じる。実際には熱くないのだが、神経を刺激して熱く感じさせるのだろう。健康には良いとは言えないので、そういうことはしないほうが良い。
 この部分が高さ3cmは必要で、HO以下には入りそうもないのだ。


コメント一覧

1. Posted by 01175   2014年02月23日 15:56
霧化器方式はプラレールの「サウンドスチーム・シリーズ」に採用されていますね。試に購入してみましたが、送風に問題があるのか大きな水滴がが多く発生して、機関車や路面がすぐに水浸しになってしまいました。
2. Posted by dda40x   2014年02月23日 17:26
お買いになりましたか。あれは小さいスぺイスに無理やり押し込んで、水滴を捕まえるトラップが有効でないからです。少し工夫すると良くなりそうです。
そのうち発表します。

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