

2日ほど空き時間があったので、少し足を延ばしてグリーンリヴァに行った。ここは1976年に
Tom Harveyに出会った場所だ。 Castle Rockは昔のままにあるが、この下を高速道路のトンネルが貫くようになるとは、当時の人は誰も思わなかっただろう。駅の建物は立派であるが、中味はすでに倉庫と化していた。建物は鉄格子で囲われている。旅客駅の風情はなくなった。屋根の上の control tower が載せられたのは戦後まもない頃である。

町の中はまだ古い建物がかなり残っている。ホテルは昔のように、ボロい建物で営業している。この町に泊まりたかったが、ある理由で、どのホテルも満室であった。結局、70マイルも離れた町まで行かねばならなかった。そういう意味ではこの町はとても景気が良いのだ。


駅で写真を撮ろうと思って車を降りた。線路に近づこうと思ったら、こんな大きな看板があった。
「注意。遠隔操作の機関車が走っています。運転席には誰も乗っていません。」
要するに誰もいないと思って油断して近づくと、突然走りだして轢かれてしまうぞ、というわけである。右の写真の機関車がそれである。かつての本務機SD40-2が入れ替え機に格下げされている。屋根の上の黄色のランプが無線操縦を意味している。