2013年09月11日

続 N gauge C62

 スティーム・ヴァルヴとシリンダの潤滑については問題は起こらないと思っている。もう40年以上昔になるが、井上 豊氏にその話を聞いたことがある。
「蒸気を使うから、潤滑油が流れてしまうのさ。圧搾空気なら給油機は要らないよ。排気管から油を差して、手で押して逆転させれば、良いんだ。作った機関車をエアコンプレッサで廻したことがあるが、10分くらいなら平気さ。」
とのことであった。最近の低粘度のエンジンオイルあたりが良さそうだ。その後潤滑油はかなり進歩している。
 余談であるが、精度高く作られた機関車は、前進位置でバックさせるとボイラに空気が溜まり、手を放すと前に走るそうだ。

 今回の N gauge C62 もほとんど注油していないようだ。CRCあたりを吹いているように見えた。コーティング技術もかなり進歩しているし、潤滑油については、あまり考慮しなくてもよいかもしれない。

 UP FEF-3が何台もあるので、そのうちの一台を振り向ける予定である。シリンダブロックはワイヤカットで抜いてリーマを通せば出来そうである。フライスと旋盤でも加工するのは難しくは無い。楽な方法でやるつもりである。砲金の塊は手当てしてある。一番難しいのはグランド部分だ。摩擦が少なく、なおかつ、漏れを最小にせねばならない。出力に余裕がないから、軽く動く必要がある。

 コントロールはRadio Controlが一番楽であろう。プロポーショナル(比例制御)だからだ。DCCでは完璧な操作は難しそうだ。
 カットオフは最初は考えないことにするつもりだ。井上氏の意見は、
「素人はすぐそれを持ち出す。あれは 過熱水蒸気だからうまく行くんだ。飽和水蒸気だと水滴が出来て、ろくなことは無い。煙突から水が出るよ。しかも、精度の高くない模型でカットオフなんて考えると走らないよ。トルクも減るし、変動も多いから、走りにくくて結局はフルギヤで走る。それでいいんだ。完璧に走ったら、次を考えても良いけどね。」
である。
 今回は水滴のことは考えなくても良いが、精度のことを言われると考えてしまう。エクスパンション・リンクあたりは、ワイヤカットを頼んだ方が良いかもしれない。
 煙突から潤滑油が飛ぶのを防ぐよう、ボイラの中に迷路を作って、油をトラップするつもりだ。

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by 01175   2013年09月11日 12:12
Harald MöllerというメーカーのHO電熱ライブスティームを持っています。ドイツ国鉄の85型という大型タンク機で、1980年代の半ば頃に旧西ドイツで販売されていたものです。日本でも関西の輸入業者がTMSに広告を出していました。この模型はシリンダーがテフロン樹脂で作られていて給油フリーということになっています。

以下は私の提言でシリンダーをテフロンで作った方の16番電熱ライブスティームC62の動画です。

http://www.youtube.com/watch?v=XSviyhqXti0

2. Posted by 鹿ヶ谷   2013年09月11日 14:45
確かに、カットオフなんか小型のライブではどうでもいいんですよ。それどころかラップ、リードもどうでもいい。ワルシャートなんか、コンビネーションレバーも要りません。カッコだけコンビネーションレバー(レバーの上方に穴が一個しかない)のなんちゃってワルシャートでも全く問題なく動きます。まあ効率なんか考える必要がないので、実車どおりに作る必要なんてありません。私の汽罐車は高速でカットオフ%を上げてもちゃんと走ります。でも、ボイラーの蒸気発生量が圧倒的に大きいので蒸気節約の意味はなく、いつもフルギアです。
グランドパッキンは丸めテフロンテープを使用していますが、漏れをなくすとかなり重くなります。まあ気体発生源に余裕を持たせ、漏れを許容するというのがいいかもしれません。あとピストンリングが問題ですね。O-リングはかなり重いです。圧縮率をギリギリまで下げる必要がある、と思います。私はO-リング圧縮率3%で設計してますが、ぎりぎりまで下げて漏れを許容するって方向かな?
油の飛散防止はチャフパイプ(URL)がお勧めです。これつけると飛散は目に見えて減リますよ。ドラフト音も出るし。
3. Posted by dda40x   2013年09月13日 20:35
その電熱ライヴの解説書を持っていました。今行くえ不明ですがそのうち出てくるでしょう。
テフロンのシリンダとテフロンのピストンとではどちらが良いのでしょうね。テフロンのピストンリングが一番良さそうな感じがしますが。作りにくいでしょうね。
鹿ケ谷さんのチャフパイプは面白いアイデアですね。超音波の出る笛みたいなものです。犬が飛び上がるかも。
4. Posted by 01175   2013年09月13日 22:51
動画の16番電熱ライブのC62はテフロンのピストンリングを具えています。

http://www.geocities.jp/ho_livesteam/No2_engin.html

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ