2013年09月01日

続 「等角逆捻り機構の工夫」

 「いわゆるロンビック・イコライザとして紹介されている事例を詳細にチェックすると、4つの支点が完全に同一の平面には存在していない場合が多くあり、根本原理の理解が望まれる。」と述べたところ、何人かの方ががっくりと肩を落とされた。申し訳ないが、それは事実なのである。
 ロンビック・イコライザは、製作が難しい。アメリカで講演した時も、「そんな難しいものが出来るか!」と言った人が居る。工作の達人ほど難しいことが分かるのだ。だから、片方を略した「片持ちロンビック」の人気が高かった。こちらの方の特許を取るべきだと言ったのもその人だ。あとで考えると、全くその通りであると思った。

 筆者の作例を順に披露した。

 第一の例は交差フカひれ型の改良案であった。これは部品の重さをキャンセル出来ていないから、動きの均等性にやや欠けるところがある。

 第二の例はパンタグラフ式である。これの動きは皆さんに触って戴いたが、どなたも滑らかな動きに驚かれた。
これはHO用に基本部品のキットを作れば採用が増えるものと思うが、いかがだろう。エッチングで簡単にできるはずだ。

 第三の例は、3月末には作ってあったのだが、誰にも見せてなかった。水平振子であって、伊藤 剛氏の発案に近いが、多少の工夫を施してある。
 これについては、この記事とコメントおよびこのコメントをご覧戴くと、大体の見当が付くだろう。実はこの時点で、逆バネ機構はすでに完成していたのであるが、動作が不完全で、3回ほど作り直している。完璧な動作が確認できたのは5月である。
 バーサインの吸収はなかなか難しい。

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コメント一覧

1. Posted by YouPaPa   2013年09月02日 12:45
いつも拝見して、感服しています。
工作はほとんどしていない安楽マニア(1/80 16.5弌砲任后
水平振り子が心皿を上下動することで捩り軸側のバーサインを吸収しているのですよね?
であれば、捩り軸側もリンク部を前後動させれば結節点は球ジョイントで良いのでしょうか?
例えば、捩り軸を角棒にして角パイプのコマにリンク腕をつけ、角棒と角パイプは摺動します。
2. Posted by ゆうえん・こうじ   2013年09月04日 14:17
本来のロンビックの4点支持だと、4つの支点を同一平面上に置くために高い工作精度が必要だが、片持ち式だと支点は3つなので、(3つの点は必ず同一平面上に存在するので)工作が楽という数学的論理には気がつきませんでした
3. Posted by dda40x   2013年09月05日 10:50
4点のロンビックを苦労して作った後、3点法に気が付き、あまりにも楽で驚きました。何も考えなくても必ず成功しますからね。

水平振子方式に色々な御意見を戴いていますが、ごく適当に作っても、バネの強さ、ピヴォットの深さだけに気を使えばうまく行きます。
角パイプのスライダが効くほどの変位はありませんから、難しく考えるほどのことは無いです。

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