2013年08月14日
続々 Heber Creeper
Machine Shopの中を案内してもらった。大体8割以上進んでいると思えた。火室を組み立てればボイラはすぐ載せられる状態だ。軸箱は完全に新製して砲金のライナが鋳込まれている。それを研削していた。
この機械は横フライスである。フルバックの刃物を使う巨大な機械で、フレイムの切削をする。ここではちょうど動輪の軸箱の加工をしていた。
刃物は大きい。これで削る所を見たかった。赤く焼けた切り粉がびゅんびゅん飛ぶのだろう。以前別のところで見た時は、切削油を流しながらの作業だが、油の霧を吹きながら飛び出す切り粉が壮観だった。 動輪は新しい軸とタイヤとが嵌められ、保護用の木片が当ててある。スティーヴンソン式のヴァルブ・ギヤだ。保存されている0-6-0では比較的珍しい。
この動輪もこの工場で作ったのだ。 この曲がった板はテンダーの側板である。3/8インチの板で、すぐ組み立てられるようになっている。テンダのフレイムは組み立て式で、底板が必要である。鋳鋼製なら不要である。
キャブは完成し、塗装のために外に置いてあった。完全な新製品である。