2013年06月17日

剛氏の等角逆捻り機構

 伊藤剛氏は、ロンビック・イコライザの発表以来、その構造・機能を研究されて、結論としては等角逆捻り機構であることを解明された。その機能だけを取り出してみれば、リンクを用いて前後の台車が、等角に逆方向に傾けばよいことになった。おそらく10輌以上の試作をされている。プル・ロッド、プッシュ・ロッドを用いたタイプは横から見えてしまうとか、ギヤを使ったらバックラッシで役に立たなかったとか、逐一結果を教えて戴いている。

等角逆捻り機構 これらの写真は剛氏オリジナルのフカひれ型である。フカひれ機構は台車を傾ける軸が多少斜めになるので、センターピンで回転してその誤差を吸収している。しかし、結節点が少なくガタが無い機構である。
 剛氏は、「色々な方法があるけれど、結節点が多いといけませんね。結節点は回転軸が良いのですけど、単純回転でないときはボール・ジョイントにしなければなりません。とにかくガタを減らす工夫がないと失敗します。」と仰ったので、筆者の作品ではそこだけを、念入りに設計した。

等角逆捻り機構2等角逆捻り機構3 剛氏の車輌は、どの作例もシャカシャカと実に小気味よく作動する。摩擦が少なくなる設計で、しかもガタがないのは本当に素晴らしい。




等角逆捻り機構4等角逆捻り機構5 これはヨーロッパの製品で多分メータ・ゲージ 22 mm ゲージであったのを 32 mm に改軌して等角逆捻り機構を追加したものである。
 側面にプルあるいはプッシュ・ロッドがあって、ボルスタを引張って回転させ、その時、ローラが斜面を登り降りするようにして、台車を傾ける。よく出来ている。作動も滑らかだ。

等角逆捻り機構6 これは、 Snow White の兄弟機である Cinderella のテンダである。これにもフカひれを装備しようと言うわけだ。剛氏独特のからくりが仕掛けてある。台車は90度回転させると、パッと取れる。
 いずれ発表されるだろうが、3軸バックアイ台車が操舵する、という奇妙奇天烈な機構が完成していて、それがこのテンダーに取り付けられる。

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