2013年06月09日
ローカのボーシ
もう35年ほど前の話だ。剛氏から年賀状を戴いた。例によって上手なイラスト入りだ。
長い廊下があって、壁に帽子掛けがいくつかある。そこに野球帽がひとつ掛かっている絵だ。向こうの方で剛氏が、「鉄道模型はローカのボーシ」と言っている。そうしたら、奥さんが「廊下の帽子?」と聞き直している様子が描かれている。
これが分からなかった。何度も年賀状を覗きこんで何かヒントが無いかと調べるのだが、分からない。壁に張っておいて時々見るが、見当もつかなかった。
夏に剛氏とお会いして色々なお話を伺っていると、「鉄道模型は老化の防止には良いんだよ。」という話が出てきた。筆者が「ああそれですか!」と言うと、剛氏は「今年の年賀状は、良く分からないという人がいっぱい居ましてね…」と仰る。
音で聞けばすぐ分かるのだが、カタカナで「ローカのボーシ」と書いてあったら分からない。しかも誤解を誘うような絵まであってはたまらない。
それ以来、剛氏の年賀状は非常に単純明快なものが多くなったが、イラストはいつも素晴らしい。
今年の年賀状はご自宅の窓からの風景を描かれたものである。
長い廊下があって、壁に帽子掛けがいくつかある。そこに野球帽がひとつ掛かっている絵だ。向こうの方で剛氏が、「鉄道模型はローカのボーシ」と言っている。そうしたら、奥さんが「廊下の帽子?」と聞き直している様子が描かれている。
これが分からなかった。何度も年賀状を覗きこんで何かヒントが無いかと調べるのだが、分からない。壁に張っておいて時々見るが、見当もつかなかった。
夏に剛氏とお会いして色々なお話を伺っていると、「鉄道模型は老化の防止には良いんだよ。」という話が出てきた。筆者が「ああそれですか!」と言うと、剛氏は「今年の年賀状は、良く分からないという人がいっぱい居ましてね…」と仰る。
音で聞けばすぐ分かるのだが、カタカナで「ローカのボーシ」と書いてあったら分からない。しかも誤解を誘うような絵まであってはたまらない。

今年の年賀状はご自宅の窓からの風景を描かれたものである。