2013年04月22日

続 Contest

contest この手の作品が多いと頭が痛くなる。凄まじい労力とお金を掛けた作品である。ロストワックス鋳物の部品をいったい何百個付けたのだろう。
 今まではこのタイプのエントリーが多かったが、数年前から退潮の兆しがあり、今年は1輌だけだった。入場者が投票して入賞が決まるのであるから、この種の作品の人気が落ちたということである。筆者はほっとしている。

 配管を細かく付けるのは良いのだが、この状態では振動で配管が動き、疲労してひびが入るであろう。実物の蒸気機関車をよく見ると、こんな状態の配管はほとんど無い。必ず中間を何らかの方法で押えてある。キャブの妻とか側板に補強が無いので実感に欠ける。配管の手間をそういう方向にも振り向けるべきだ。
 これを見て、「機関士はどうやって座るんだろう。入ったら出て来られないよ。」と言っている人が居た。それを聞いて同感であった。

 
Scratch built from styrene この作品はプラスティックの板からのスクラッチ・ビルトである。よく出来ている。こんな作品を作ろうとは思わないが、感心して見ていた。実物をよく観察して作ったということがよく分かる作品であった。このような作品は型を取って、マスプロダクションをすると、たくさん売れるであろうと思った。実際、そういう商品もある。ウレタンの鋳物で信じられないほどよく出来ている。しかも安い。組み立ては意外に大変で、直角を出すために、筆者は木のブロックで骨組を作って側板を貼りつけた。

snow plow ラッセル式雪かき車を作って雪かきの途中を表しているのだろう。しかし、不自然だ。機関車が無いと奇妙だ。入賞したのだろうか。

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by 鹿ヶ谷   2013年04月22日 12:08
この機関車、ディテールがどうのより、私としては石炭が気になってしまいます。アメリカのやり方は知りませんが、なんか石炭の山の形が不自然すぎます。石炭がテンダーの縁の上端まで詰まってるのは見たことがありません。給炭塔で積むと自然と真ん中が高くなり、それを機関士と機関助手が均しますがこんなに縁ギリギリまで均したらたらこぼれてしまうでしょう。当然、端では上端に石炭は届かないはずです。石炭とテンダーの間にちょっと隙間もあるし。この手の隙間は私としては許せません。
石炭の山の表情をうまく作ったり、テンダー後部や渡り板にこぼれた石炭の表現をしたほうがスーパーディテールより、よほど説得力が出ると思いますが。
2. Posted by ゆうえん・こうじ   2013年04月23日 09:06
コンテストのひとつの課題は、静的な状態での評価であって、動くというもう一つの鉄道模型の大きな特質が評価されないことだと思います。以前参加したことのあるナローゲージコンベンションのコンテストでは、レイアウト部門では動くものもいくつかエントリーしていました。常連のSugaさんはご自分の回るレイアウト動かして大いにアピールしておられました。Oゲージだと大きいのでやはり動くもののエントリーはなかったのでしょうか?
3. Posted by dda40x   2013年04月23日 22:29
石炭もそうですが、この機関車の全体像が私にはしっくりこないのです。必要以上のディテイルがあるのに、なんか気分の悪い模型でした。実物をよく研究していない作者です。
今回は動くものは無かったですね。たまに実演することもありますよ。クレーン車が動くのを見たことがあります。
4. Posted by 一式陸攻   2013年05月14日 04:44
日本でも、この手の細部にばかり注意して結局はどこか現実と違う、」という鉄道模型は多いように感じますね。
私も人のことを言えないのですが、やはり機械的なことを分かって作っている人が少ないということなのでしょう。
最近はHOのスクラッチをよくやっていますが、その辺りは自分なりに注意しているつもりです。
5. Posted by 不器用   2013年06月23日 22:29
個人的には高く評価します。
正しい知識を得れば、より素晴らしい模型を作れると思うからです。
口だけ一人前よりマシじゃないですか?
6. Posted by dda40x   2013年07月03日 21:42
実はこの作者を知っています。
人の話を全く聞かない人です。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ