2013年04月12日

続 Clinic in Chicago

 やはり同じ質問が出た。パンタグラフの位置が真ん中にあるが、それをどこかに移動させることは可能かというものである。車端にパンタグラフを置き、捻られる軸を中空軸と中心の棒にすれば、どこにでも置ける。
連結器に当たらなければ、車長の中のどこにでもおけるので、荷物室や車掌室に押し込むこともできる。またこの作例のような大きさも必要ない。この半分くらいの大きさに作ることも可能である。小さく作ると誤差(リンクのガタ)が相対的に大きくなるので不利であるが、HOサイズでも十分に作れると思う。

 現在もう一つの作例を製作中であるので、近日中にお見せできる。これは車内の大きな体積を占有するので、有蓋車やカヴァードホッパくらいしか使えないだろう。

3点支持と4点支持 リンク機構は軽く作れるし、カウンタ・バランスがあれば作動に力が要らないので、具合が良い。このサスペンションが2点支持であるということは、なかなか思いつけないことのようだ。この絵は評判が良い。Controlled(制御された)2点支持という言葉が、彼らの胸に突き刺さったようだ。

 

 他のクリニックではProto48の講演もあった。要するに宣伝である。こんな線路と輪軸のセットを売っているから、こちらのサイドに来ないかと手招きをしているという感じのクリニックである。
 友人Harmonと見に行った。話を聞き終わった時、主催者が「何か質問、感想があればどうぞ。」と言った。すると誰かが、"Future of model railroading!”と叫んだ。何人かがそれに呼応して拍手した。
 会場を出て、Harmon が、「君はどう思う?」と質問してきた。「難しいと思う。レイアウトの半径が最低3mないとね。」と言うと彼は深くうなづいた。
 「彼らは貨車を一所懸命に細かく作っている。それでおしまいの人が多い。」彼の意見は否定的であった。

 そこで、筆者はこう言った。
「人間は3種に分けられる。雨が降らないかなあと空を見ている人。雨の降りそうなところに引っ越す人。そして雨を降らせることが出来る人(Rain Maker)。」
 彼らは空を見ている人である。

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コメント一覧

1. Posted by 鹿ヶ谷   2013年04月12日 15:02
Proto48ってのは博物館モデルを動かそうって感じのものなんですか?
だとしたら未来はないですね。高価、ちゃんと走らない、作るのが大変すぎる、などの理由で広く普及するはずがありません。一部の腕のいいモデラー限定にしかならないでしょう。

こういう行き方って動く模型というものに対してとんでもない勘違いをしているんじゃないかと思うんです。自乗三乗則、精度、材料強度の問題などなど、そのまま縮尺したものがまともに動くわけないんです。そこをスケールに合わせ再構成し、なおかつ、らしさを与えることが模型作りの醍醐味だと思うんですが。それに厳密に縮尺通りに作ったものがらしく見えるかも、はなはだ疑問です。

以前ライブの運転会で素晴らしいスクラッチの1番ゲージの機関車を見ました。すごくスケールを意識した作りでした。ところが蒸気上げをして走りだすと脱線しまくり、エンドレスを半周もできませんでした。なんか見ていて作者が気の毒になってしまいました。走らないライブは無意味です。

スケールの影響が一番良く出るのが模型飛行機ですね。スケール通りに作った機体は飛びません。レイノルズ数が全く違うので当然です。R/Cならなんとかごまかしてそこそこのスケールの機体(完全なスケールではないはず)も飛びます。しかしフリーフライトでは全然ダメです。よく飛ぶ模型飛行機が実機とはかけ離れた形になるのは当然なのです。
2. Posted by dda40x   2013年04月13日 06:19
全くその通りなのです。明日の記事がそのまま出てしまいました。少し書き換えます。
3. Posted by YUUNO   2013年04月15日 23:59
もう一つの作例が楽しみです。
予想では、水平に回転する長いテコで前後の台車を結ぶのでしょうか?
4. Posted by dda40x   2013年06月20日 22:04
そうです。多少の工夫もあります。

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