2013年02月04日

Clinic

clinic O Scale West 2013 は、1月25,26日に Santa Clara で開かれた。サンタクララはサンホゼの隣の市である。
 年末に講演会の打診があったので請けた。意外に皆さんが期待してくれている。「何か面白い話をするだろうと毎年楽しみにしている」と、言われた。

 今回の講演は例のロンビック・イコライザの話だ。英語であるから、表現は多少改めた。菱型は Rhomboid であるから、その形容詞形は Rhomboidal になる。幾何学用語をおさらいして、間違いのない表現を心掛けた。出席者は約20人であったが、全員技術畑の人ばかりで、隙があったら突っ込まれる、やや緊張感のある講演会であった。

三点支持と四点支持等角逆捻り「3点支持が不整路面に対応する唯一の方法である」ということは、長年にわたる常識であった。ロンビック・イコライザはそれを覆した。良く考えてみれば、4本の足を二組に分けて、台の部分に対し回転するようにしてその回転角が正反対に均等になるようにすればよいことである。要するに制御された二点支持である。(この考え方は栗生氏の記事の追記4に紹介されている。2013年2月9日追記
 この捻(ひね)りを掛ける方法はいくつかある。仰々しく考えれば、センサとサーボ・モータで動かすことができる。それを幾何学的に行うことができれば自然にできるはずだ。

四点支持 ここまでの議論を整理するとこうなる。リンクに依る等角逆捻り機構が伊藤剛氏のフカひれ型である。結果は同じであるがロンビック・イコライザとは異なる概念に基づく。

 ロンビック・イコライザの理論的解明は長年の懸案事項であったが、2009年に栗生弘太郎氏が証明されたので、非常にクリアになった。今までロンビックだと発表されていたものも、この証明により微妙な間違いが露呈したものもある。4つの支点が完全に同一平面になければならないのである。すなわち、作用点(力点)を含め、8点が同一平面になければならない。

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コメント一覧

1. Posted by コン   2013年02月05日 01:34
このメカにロンビックと命名した張本人は自分です。菱形ということで、解剖学で菱形筋をrhomboideus major(ラテン語)と呼ぶ事から語源を求めrhombicでもrhomboidでも可能な事を知り、勝手に語呂の良いrhombicにしてしまいました。rhomboidも形容詞なのであえて rhomboidalとしなくてもよいのかな?とも考えましたが、現地の皆さんが受け容 れてくれたのであれば、それで良いのでしょう。このメカを米国に紹介していただいたことを感謝申し上げます。
2. Posted by dda40x   2013年02月06日 05:22
初めはrhombicのつもりでしたが、ネイティヴの人に聞いてみると、rhomboidalを勧められましたので書き替えました。
いずれ雑誌に発表するときは、編集者にゆだねられるでしょう。
世の中に三点支持しかないと思っていた人は、かなりの衝撃を受けたようです。 講演中にため息が聞こえました。

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