2013年01月09日

続々々々 Boxcarを作る

All-Door Boxcar fully opened この貨車は木製である。Quality Craft社のキットである。筆者はこの貨車に惹かれて、たくさん買ってあった。一部は完成している。箱だけのまま、しまいこんであったのが見つかったので一気に完成させようというわけである。

 木製なのだけども硬い床用塗料を沁み込ませてラッカ・サーフェサを塗っては研ぐと、十分な滑面が得られ、吹き付け塗装すれば金属と見間違うほどきれいに仕上がる。

 キットのままであればホワイトメタルの鋳物を貼りつけておしまいであるが、ドアを開けた状態にしようと思うと、いくつかの工夫が要る。ドアは薄いのである。木製の箱は約 3 mm (1/8インチ)の厚みがある。それが見えてはいけないので、ある程度まで切り落して、切り口から、厚みが見えないようにせねばならない。同時にドアの薄さを強調せねばならないから、開口部に接している部分だけ薄いブラス板で作る。奥の方は貨物を積めば見えないはずだ。

 ドアはスライドさせて、二枚重ねになっている。その部分のドアも薄さを見せなければならないのでブラスで作った。開いた状態で走ることは無いので、これは単なる情景モデルになる。走らせないから、台車は抵抗の大きいものでも構わない。

 ドアは番号順に動かすのだろうから、どの部分が上になっているのか、よく考えて作らねばならない。ディカールを貼る時も注意が必要である。

 片方に全てのドアが寄ったので、バランスが極めて悪い。走らせはしないが、持った時に取り落す可能性があるので、貨物の中にカウンタ・バランスを入れておく必要がある。

Weyerhauser Alldoor Boxcar 塗装はWeyerhauser社の緑にする。この色の調色は難しく、市販品も怪しい色のものがある。これはHOの製品である。

 

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