2012年10月19日

続 FEF3

712_5556-2 この機関車の重さは尋常ではなかった。抜き取った鉛の錘は3.2kgもあったのだ。もともとボイラに入っていた鋳鉄の錘は半分に切ってテンダ床板にネジ留めされていた。外した錘は全てデニスに進呈した。
 デニスの説明によるとJerry White氏はLobaugh社に居た職人らしく、造形力に優れた人であった。ありとあらゆる改造を引き受け、カスタムビルドもしていた。

 1960年代はOゲージの全盛期で、牽引力コンテストというのがあったそうだ。要するに、重い機関車を作り、大きなモーターを積む。それだけの話である。そこには効率という概念は入っていない。
 Oゲージ車輌は重い。HOでは補重することを念頭に動力車を作るが、筆者のOゲージの場合は、どうすれば軽くなるかをいつも考えている。被牽引車の摩擦が少ないので、粘着力を稼ぐ必要が無いからである。筆者の4-8-4は4kg以下である。これは8kg以上あった。こんなに軸重があると、フログがすぐに潰れてしまう。
 さて、重くするにはボイラ全体に鉛を詰め込むに限る。融けた鉛を入れる場合もあるが、彼のようにボイラにきっちり入る錘を作る方法もある。シリンダの中にも入れることがある。
 慣性質量が大きいと、事故時の被害は甚大である。今回の機関車のようにパイロットは壊れ、線路も壊れる。ストラクチュアに突っ込めば、それは全損である。

ktm844_17 キャブの損傷は屋根だけである。曲がっている部分を伸ばして、シンダ巻きこみ防止のフィンを付ければ、ごまかせる範囲にあるかもしれない。新しいキャブと取り換えても、労力は知れているが。



ktm844_11 ナンバ・ボードが一つ無くなっているが、新製するとしたら、点灯する行燈式にする。ボイラ頂部に何も付いていないのはさびしいので、ラッギング・クランプを付ける積もりだ。せっかく塗装がしてあるので、それをはがさずに加工しようと思う。塗装はやや荒っぽいが、自動車用のプライマを塗ってあり、はがれにくい優秀な塗装だ。

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コメント一覧

1. Posted by 鉄道模型愛好家   2012年12月25日 22:42
5 牽引力コンテストといえば古くは戦前に子供の科学誌の主催で山氏が参加されたコンテストがありましたっけ?
他にも近年では某鉄道模型店の社長が参加して優勝商品をかっさらったのもありましたね。
古今東西この種の競技が開催されるのはとても興味深いです。現在ならDCCのBEMFを併用して空転を検知して粘着制御もできそうですね。
2. Posted by dda40x   2012年12月27日 09:25
物理的には牽引力を稼ぐのはまず重いこと、動輪の材質が摩擦係数の大きい物を使っていること。そして動力伝達装置が優秀で、低速でトルクが出ること。そして多くの動輪が連結されていていることです。車輪、レイルは清拭してあることも大事な要件です。
この種のコンテストにおいては条件を決めてから始めなければならないのですが、そういう条項が見付からないのは、困ったものです。
条件付きであるなら、筆者も入賞することが可能かも知れません。

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