2012年05月03日
続々々々々 St.Louis の鉄道博物館
この角が丸い貨車は牛乳輸送車である。当時各社が競ってこの種の保冷牛乳輸送車を作り、大都市近郊に配置した。歴史は知っていたが現物を見るのは初めてだ。ステンレス鋼製のタンクが、コルクで熱絶縁した車体に収められている。積荷のミルクは機械的に攪拌され、バターが分離するのを防ぐと共に、タンク清掃を容易にした。
新鮮さが売り物であったので、急行列車に連結されて、都市の中心部に急いだ。だから、貨車のくせに、連結器の上にバッファがある。客車と連結することが前提になっているからだ。保冷能力は高く、1000 kmもの走行でも、温度上昇は僅か1度(華氏目盛で)であったそうだ。
この博物館にもDDA40Xがある。あまり保存状態が良くないので写真は撮らなかった。西部ではないので雨が多く、鉄は錆びやすい。しかし海岸から遠く、工場のばい煙も少ないので日本ほど錆びやすくはない。
最近は少なくなったこの種のホッパ車があった。いずれ絶滅する車種である。この機種はホッパ部分に楔形の溝があり、そこにヴァイブレイタを差し込み荷降ろしをする。振動で堅く詰まった粉体を流動させるのである。このヴァイブレイタが結構重く、重労働であり嫌われているのだ。
新鮮さが売り物であったので、急行列車に連結されて、都市の中心部に急いだ。だから、貨車のくせに、連結器の上にバッファがある。客車と連結することが前提になっているからだ。保冷能力は高く、1000 kmもの走行でも、温度上昇は僅か1度(華氏目盛で)であったそうだ。
この博物館にもDDA40Xがある。あまり保存状態が良くないので写真は撮らなかった。西部ではないので雨が多く、鉄は錆びやすい。しかし海岸から遠く、工場のばい煙も少ないので日本ほど錆びやすくはない。
最近は少なくなったこの種のホッパ車があった。いずれ絶滅する車種である。この機種はホッパ部分に楔形の溝があり、そこにヴァイブレイタを差し込み荷降ろしをする。振動で堅く詰まった粉体を流動させるのである。このヴァイブレイタが結構重く、重労働であり嫌われているのだ。