2012年03月26日

続々 San Joseの電車

OSW_3673 sOSW_3691 s ごろごろと転がされてきた台車はここで向きを変え、切削機の方に向かう。
 切削機はセンタで押している。センタ穴はゴミが付いていると心が狂うので、普段はプラスティックのキャップをはめてある。

OSW_3675 sCIMG3140 sCIMG3113 タイヤを外すとこのようになっている。タイヤの内側には溝があり、これらのゴム片が支えている。ゴムは電気を通さないからタイヤと輪心の間には撓んだ導線が複数あり、それらが電流を通じる。ゴムが一体型だと体積の変動が無いので効果は少ないだろうから、この設計が唯一の方法なのだろう。

OSW_3676 s 整備の終わった動力台車はここに保管する。この後ブレーキの整備に廻す。緑の札は車輪の切削が終わった印である。



OSW_3679 sOSW_3681 s これは低床型の中間台車である。車軸はなく、その部分に通路を作ることができる。これは標準軌だからこそできることであり、1067mmではおそらく狭すぎるであろう。軸の緩衝はいわゆる
Chevron Rubberである。鉄板を挟んで加硫した緩衝材で、ここでは剪断力を利用している。ブレーキは車輪の外にある。

OSW_3678 s この軸とは言えない部分であるが車輪を切削するときはこうする。箱型のジグの中に入れて削っている。そうしないとセンタで押せない。いわゆるセンタレスの切削機だとこの手間が要らなくなる。

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コメント一覧

1. Posted by JORC 佐野   2012年03月29日 20:54
低床式tramの構造が良く分かって貴重な写真です。
ここまで詳細な情報は模型作りにも大変役立ちそうです。近代の車両はなかなかその内部構造を見せてくれるチャンスがありませんね。企業秘密保護をするためには当然でしょうが。
2. Posted by dda40x   2012年03月30日 22:48
この調査への同行は当初あまり気乗りしませんでしたが、だんだん興味がわいてきました。
めったに見られないものを見るのですから、十分に予習をして臨みました。
無車軸台車の構造は面白いものです。
3. Posted by Bgi Red Tne   2012年04月04日 22:44
はじめまして。
いつも楽しく拝見させてもらっております。
車輪研削機の銘版が、へーゲンシャイトと読めますが、この機械は有姿車輪旋盤(床下車輪旋盤)で
車両が、台車を外すことなく研削出来る機械なのに
わざわざ車軸を台車から外して研削している画像を、初めて見ました。
もし理由がわかればご教示ください。
日本の鉄道会社では、この機械の場合、軸箱の蓋を
外さないで(塵埃が入りやすい)軸箱の上から画像のとがっている部分のアタッチメントを変えて押し付けて下の2個のローラで受け止めていた画像を見たことがあります。
4. Posted by dda40x   2012年04月05日 05:50
> 車両が、台車を外すことなく研削出来る機械なのに、わざわざ車軸を台車から外して研削している画像を、初めて見ました。もし理由がわかればご教示ください。

私は専門家ではないので判りかねます。現場で"on-board type"という言葉が出ました。外さなくてもよいタイプと言う意味です。理由は聞きそびれました。

5. Posted by Big Red car   2012年04月07日 14:17
ご返事ありがとうございます
もうひとつおうかがいしたのですが。
最後の画像を見ますと車輪センターに3/4インチ位のボルトで押さえているガイドみたいなものは駆動装置のおさえですか。前回も書いたのですが、軸箱の上から押さえつけて作業ができる、となればこの機械はセンタレスで作業が出来、写真と説明がつながらないように思うのですが。
そして機械の2個の受けロールで芯出しを行ってる感じがするのですが。この機械自体は40年位前にやっと日本に入ってきたらしのですが、パテントがらみでなかなか導入されていないようです。もしセンタレスで作業が出来るならば、こんどブログでセンタレスの説明をお願いしていただけますか。
6. Posted by dda40x   2012年04月08日 20:26
残念ながら筆者は専門家ではないので、ご質問にお答えできません。
電鉄会社にお勤めだった専門家がいらっしゃいますので、その方のご解説をお待ちしています。
7. Posted by dda40x   2012年04月10日 06:43
栗生氏から指導が入りました。言葉の間違いを含めてご教授戴きました。

研削は切削に修正しました。

http://b5.spline.tv/tprr4/?message=66 をご覧ください。全体の俯瞰写真とともに、私が見落としている可能性の高い小屋が存在するはずという指摘を受けています。

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