2012年03月02日

Larryの事務所

OSW_3500 Larryはこの地で弁護士を開業して41年だと言う。配下に6人の弁護士を持つ、市内で一番大きなLaw Firm(弁護士事務所)である。かねてから招待を受けていたが、なかなか行くチャンスが無かった。
 ホテルからスーツケースを持って電車に乗り、一駅で彼の事務所前の停留所に着いた。

OSW_3495dOSW_3498 中に入るとそこは不思議な世界であった。全ての壁に汽車の写真、絵が飾られ、ありとあらゆる鉄道用品が通路、部屋の隅に置いてある。彼はこの絵が自慢である。レイモンド・ロゥウィによるPRR T-1のレンダリングである。
 彼の部屋に入るとまるで模型屋の店先の様である。自由業であるから、やりたい放題だ。模型談議に入り、あっという間に時間が過ぎた。近くのレストランで御馳走になるうちに時間が無くなり、彼の車で空港まで送ってもらった。本当は電車で帰りたかった。

 Larryは祖父江氏の機関車をコレクションしている。毎回購入するたびに、それは祖父江氏の製品かどうかを確かめに連絡してくる。最近はボイラ裏側を見ただけで、祖父江氏のハンダ付けかどうかが分かるようになったらしい。

OSW_3499e (2) この写真をご覧戴きたい。この写真は壁に掛けてあった。これは1931年にペンシルヴァイニア鉄道の機関車が何かのお披露目をしている時の写真である。
 彼のおばあさんが、この写真を見せて、「これを知っているかい?」と聞いたそうだ。彼はこの機関車の由来を語ったところ、「違うよ、この娘を見なさい。これが誰かわかるかい?」と、聞いたそうだ。
 それは彼のお母さんであった。12歳のときの写真で、機関車に向かって右のリボンを持つ女の子がそれである。この時は、まさか、自分の息子が汽車に狂うとは思ってもみなかったろう。

 <写真のリタッチは栗生弘太郎氏にお願いした。>

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