2012年02月01日
続々 Hudson
このボイラはC62用のものであるが、外観が微妙に違う。初見で気付かれた方はいらっしゃるだろうか。もちろん前端の丸みが無いというのは問題外である。答は次回。
砂箱は薄板をプレスしている。このあたりの仕事は安達製作所である。
「安達さんとこはもともとプレス屋さんなんだよ。ちゃんと修行してるから、薄い板から作る仕事は本当にうまいねぇ。あの人にはかなわねぇよ。」と祖父江氏は言っていた。
日本型のテンダは短い。航続距離が短いということと、ターンテイブルが小さいことから制約を受けている。このテンダは容量の大きなUSRAのテンダを採用しているが、台車は日本型の鋳鋼製である。
写真では分かりにくいが、テンダのデッキにはネジ留め式のターミナルがあり、機炭間の電気接続を行う。しかしそんなことをしていたら、テンダの着脱が困難である。機炭間の連結器は、ワンタッチでレヴァを押して外すことができる。このあたりの工夫は祖父江氏である。
キャブを新製しなかったのは不思議である。当時の人件費から言っても、さほど大きな費用が掛かるとは思えない。
エンジン部分は日本型そのものである。メイン・ロッド、クロスヘッド、スライド・バァ、モーションプレートは砂鋳物である。当時はこんなに細かい砂鋳物を作る職人が居たのだ。
サイドロッドは1 mm板を打ち抜いたものである。
砂箱は薄板をプレスしている。このあたりの仕事は安達製作所である。
「安達さんとこはもともとプレス屋さんなんだよ。ちゃんと修行してるから、薄い板から作る仕事は本当にうまいねぇ。あの人にはかなわねぇよ。」と祖父江氏は言っていた。
日本型のテンダは短い。航続距離が短いということと、ターンテイブルが小さいことから制約を受けている。このテンダは容量の大きなUSRAのテンダを採用しているが、台車は日本型の鋳鋼製である。
写真では分かりにくいが、テンダのデッキにはネジ留め式のターミナルがあり、機炭間の電気接続を行う。しかしそんなことをしていたら、テンダの着脱が困難である。機炭間の連結器は、ワンタッチでレヴァを押して外すことができる。このあたりの工夫は祖父江氏である。
キャブを新製しなかったのは不思議である。当時の人件費から言っても、さほど大きな費用が掛かるとは思えない。
エンジン部分は日本型そのものである。メイン・ロッド、クロスヘッド、スライド・バァ、モーションプレートは砂鋳物である。当時はこんなに細かい砂鋳物を作る職人が居たのだ。
サイドロッドは1 mm板を打ち抜いたものである。