2011年12月13日

炭素棒ハンダ付け電源の組立 

GOW_3171GOW_3174 これが手持ち電極である。ある程度力も掛かるので、ガタがあってはいけない。先端の挽き物部品との結合を確保するため、6 mmの軸にロレットを切り、圧入した。かなりの力を掛けて入れたので、外れないはずだ。
 
 電線は 3.5 mmsq のテフロン被覆電線である。テフロン被覆線はその被覆膜がとても薄いことが特徴である。ほとんど銅の心線だけの太さに近い。心線の一本一本がなるべく細く、曲がり易いものを選んだが、かなり硬い。机の上を這わせると、色々な物を弾き飛ばす可能性が高い。なるべく上から吊ってやるのが望ましい。 

 筆者は手持ち電極に塩化ビニル被覆電線を長らく使ってきたが、ときどき熱くなるので被覆が劣化し、硬くなってきた。いずれパリパリと割れて来るのが目に見えている。
 テフロンならば、おそらく我々の孫の代まで無事に使用できるだろう。圧着端子を接続するときに末端の被覆を剥くのだが、その時被覆がつるりと外れるのは面白い。摩擦係数が極端に小さく滑りやすいからだ。ワイヤ・ストリッパが調子よく働く。

GOW_30673067改 パネルのターミナル位置はもう少し中心に近く寄せると良いかもしれない。この写真でお分かりのように端子がケースの端に接触しうる位置にあるからだ。回転させても、絶対に接触しない位置が望ましい。端子を少し折り曲げてケースに触らないようにするというのも手だ。
 あるいは、一つの案として左右にターミナルを分けるという手もある。仮に作図してみた。見苦しい切り貼り写真で申し訳ない。これは右利き用という前提である。

 アース板に接続する端子は4 mm のネジが通るものを用意した。また、一部の方にお送りするアース板には、ネジを切ってボルトをすぐ挿せるようにしたものもある。不要であれば、そこに皿穴を彫って木ネジで留めて戴きたい。

 今回の頒布に際して、過去20年の経験をもとに改良点をすべて盛り込んだ。また、材料は手に入る最高のものを使用したので、十分に長期間安定した作動を望むことができるはずだ。価格が当初予定したよりもかなり高くなってしまったが、その分品質が向上している。

 炭素棒は折って使うものなのである程度の長さにしてお送りしている。そうしないとお送りするのがとても難しい。

 明日、発送の手順を整えている。

コメント一覧

1. Posted by 鹿ヶ谷   2011年12月13日 15:38
テフロン電線は硬いんですよね。
むしろシリコン電線のほうがいいのではないですか?マルチメーターのリードとかラジコンのパワー回路に使われてるのがそれで銅線も細く非常に柔らかいですよ。
例えば以下から買えます。

http://www.hobbyking.com/hobbyking/store/__9674__Turnigy_Pure_Silicone_Wire_12AWG_1mtr_BLACK.html

12AWGは約3.3Sqmmなのでじゅうぶんでしょう。
2. Posted by dda40x   2011年12月13日 18:59
 シリコン被覆電線もサンプルを持っています。太さが問題でした。当初はトランスもこれで作るつもりでしたので細い方を取ってしまいました。価格が半値ほどだったのは魅力的でした。
 ところが、結果としてトランスには使わなかったので、どちらでも良くなったのです。炭素棒の根元に来る電線はかなり熱くなります。電線問屋の社長は筆者がが使っている状況を工作室に実際に見に来て、テフロンを使うべきだと言いました。
 シリコン被覆は経年変化で汚くなってくることが分かりました。徐々に塩化亜鉛液が滲み込み易くなります。10年で顕著な差が出るということでした。20年計画がありますので、こちらを取りました。

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