2011年11月19日

Canstock Car

Canstock CarGOW_3040 先日栗生弘太郎氏から戴いたコメントで、Canstock Carの模型が発売されたことを知った。

 キャンストックとはブリキ板、薄いアルミ板で、缶詰製造業者が使う材料を納品するときに使う貨車である。食品に触れるものであるから、有蓋車で運ぶ。
 一般的には、ごく普通の有蓋車で運んでいたのだが、B&O(バルティモア・アンド・オハイオ)という鉄道会社が導入したこの貨車は、単位長さあたりのキャンストック・コイル(巻物で運ぶ)の数が多いという特長を持っている。

 この貨車の模型はQuality Craft(現在のWeaver)が出していた、木製のキットである。このキットを開けて図面を見て、どうやって作ったものか、思案投げ首であった。というのは、ドアの位置がどうなるのか、図面を見ても説明を見ても分からない。一般的にはこのようなオフセットした(片方に寄った)ドアは反対側が点対称になっているものだ。

 当初、そうしようと思ったのだが、どう考えても荷役上の都合を考えると、もう少しドアが大きくないと都合が悪いことが分かった。しかし、両側面の同じ位置にドアがある理由が分からない。というわけで組み掛けてしばらく放置してあった。

 1985年に祖父江氏と訪米した際、デトロイトのディックのところに寄った。彼はこのキットを完成させていた。見ると、やはり、両側面の同じ位置にドアがある。
 理由を聞くと、「よく分からぬが、メリットがあるんだそうな。」ということであった。それ以上の情報が入らぬまま、仕方なくディックと同じように仕上げた。それから25年、意外な形でその理屈が明かされた。

Car%20Objectives 今回発売の模型はHOである。実物の資料を手に入れて細かくできている。それによるとドアの位置が真ん中にあると、積めるコイルの数が少ないというのだ。この説明はなんとなく説得力のない文章で、何度も読んだが、よく判らない。
 例えば、パレットに載せたコイルを床に留めることができればもう少し積むことができそうだ、と思った。
 
 多分、条件としては、―顛完銘屬鮹羆に持っていきたい。 ▲侫ークリフトのみを使って荷役したい。 Damage Free(衝撃で荷物がずれないようにする補助具。以下DFと略す)を取り付けられる場所(数も)が限られる。 ということなのだろう。

  ドアが片方に寄っているので、車内の奥の方は暗い。そこで天井を一部グラスファイバにして明り取りにしている機種もある。

 専門家の栗生氏に解釈して戴いた。 

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