2011年11月17日

Rebuilt Engines

 このように、ほとんどの機関車は筆者の鉄道の仕様に合致させるべく改造を行う。場合によっては下回りは完全新製することもある。今手掛けているChallenger 3輌がそれである。
 上回りはよほどひどい間違いがなければ、多少手を入れただけで塗装する。それを所属クラブの例会に持っていく。分かっている人は「よくやったね!」と言ってくれるが、まったく評価しない人もいる。

 先日クラブの例会で、ある方がそっと耳打ちしてくれた。
「『dda40xさんは買ったものしか持ってこない。 あの人は自分で物を作らない人だ。』ということを言っている人が居ますよ。ひどい言い方ですよね。」

 半分弱は当たっている。しかし、このようなことを言う人に物を見せても、たぶん理解してもらうことは不可能だ。筆者の機関車を見ても、その違いが分からないということは、模型店が提供している動力装置に何も手を加えずに模型を完成させても、何も感じない人だということである。

 人生は短い。「時間を買う」という意味で完成品を素材として買うのだ。しかも筆者は格安品しか買わない。それらは何か問題を持っている。衝突事故でめり込んだもの、モータが焼けたものとか、脱線して側面が削がれたものなどである。
 手を入れれば直せるものを相場の半分以下でしか買わない。

 しばらく前、当鉄道に来訪された方が、工作室に入られて大変驚かれた。模型用としてはかなり大型の工作機械が並んでいて、切粉が山になっていたからだ。廃品回収業者に持っていくために、大きな缶に山盛りにしてあったのだ。

「こんなに削るのですか。」
「Oゲージですから、HOの8倍くらいにはなりますよ。しかもOゲージの部品は売っていないので、全部作らねばなりませんからね。」
「材料もこんなにストックがあるのですね。」
「全部、廃品回収業者から目方で買って来るので、安いものですよ。ほらこの汚い塊もブラスや砲金ですよ。いつも50kgくらいは持っています。」
「これはボールベアリングですか。一体何個くらい持っているのですか。」
「この筒1本が100個ですから、1500個くらいありますね。10年分くらいです。欲しい人にはお譲りしていますよ。1個100円を切ります。安いでしょう?」

 この方は、クラブ内で、筆者が物を作らない人であるという噂を一生懸命否定してくれたが、たぶん何の効果もないだろう。

 筆者はとにかく、よく走り、脱線せず、壊れない模型作りに興味があるのだ。上回りを細かく作ることにはあまり興味がない。 筆者の機関車をアメリカのレイアウトに持っていくと、皆その走りには驚嘆する。やはり、走らせる環境がないと理解するのは難しいのだ。
 日本の雑誌に載る作品はどのような走りをするのか、その動画を見たいと思う。出版社が持っているウェブサイトで公表すれば良い。こうなるとレイアウトを持たない出版社は、意味がなくなるかもしれない。

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コメント一覧

1. Posted by railtruck   2011年11月18日 13:07
内外の出版社や団体が催す作品コンテストも走りは評価の対象にしないのはおかしいですね。
2. Posted by dda40x   2011年11月18日 18:47
 全くその通りで、走りの怪しい鉄道模型なんて意味がないのですがね。
 
 もし、走行テストも行うことを明記し、その種目(起動電圧、無負荷走行電流、重負荷での起動、Sカーヴでの走行など)を公表するだけで、皆さんの意気込みが変わるはずです。
(あるいはエントリィが激減するとか・・・・・)

NMRAのコンテストには効率の高い機関車を評価する部門があります。
3. Posted by YUUNO   2011年11月19日 03:02
だいぶ前にTMSで牽引力コンテストの記事を見た覚えがありますが、今はやっていないのでしょうか。

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