2011年11月05日

FEF1

DSC_2847FEF engineer side



FEF fireman side




 FEFとはUPの4-8-4であり、Four-Eight-Fourの略である。初期のタイプで1937年に作られた。動輪径はやや小振りで77インチ(1956mm)である。この模型は韓国製であり、筆者のコレクション中、最も近年に購入されたものである。筆者のところには韓国製機関車はほとんどない。これ以外にはUP9000が2輌とパシフィックが1輌だけである。 それらはすでに改装済みである。
 
 実は、筆者としては珍しく、この機関車をスクラッチビルドしようと準備をしていた。図面を手に入れ、部品集めを始めたのだが、多忙で始めるところまでは行かなかった。
 メインフレイムの作図も済み、full equalized, sprung modelとなるはずであった。フレイムはCNCで彫り出す一体型である。ボイラもある程度の作図が済んで、板を丸める3本ローラも用意した。

 3年前、O Scale West で、筆者の向かいのブースにこの機関車が置いてあった。「売れ残ったら買うよ」と言っていたら本当に売れ残ってしまい、格安で手に入れた。ひどい塗装がしてある。
 しかし、買って後悔した。余りにも出来が悪い。正直なところ、滅茶苦茶である。どんな人が設計したのか知らないが、工学的素養が全く感じられない。これは単なるお飾り模型であって、まともに走らせるとばらばらになってしまう。インポータも工学的素養がないことは明白だ。上廻りは実物の写真を何枚か見たようで、まずまずである。

cab supprot 例によって下回りを作り直すことにした。祖父江氏に見せると、「俺にやらせろ」と仰る。「こういうのを見ると、許しちゃあ置けないんだよね。」というわけで、預けた。その途上で氏は亡くなり、残りは自分でやることになった。

 何がおかしいかというとフレイムのシルエットが完全に間違っているのだ。主台枠が真っ直ぐな棒で、火室を貫いている。そんなバカなはずはない。また、この機関車はキャブがボイラにぶら下がっているタイプである。すなわちフレイムとキャブは何の関係もない。それなのに、模型の設計者はキャブをフレームから生やした足で支えたのである。
 国鉄のC59はこの機関車を参考にして作られた。島氏はこの機関車の図面を見ている。筆者は詳しくないが、C59のキャブは下を支え、ボルトでボイラ後端上部から吊ってあるはずである。また、燃焼室の作りも似ている。

 模型のメインフレイムの幅は、最先端からドロー・バァ取り付け部まで同じ幅でできていた。これこそが祖父江氏の「けしからん」と言いたいところであった。

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ