2011年10月28日

古い時代の窓ガラスの表現

DSC_2845 1920年代までの客車の窓ガラスは平滑さに欠けていたことを書いたところ、コメント以外にも多くの方から連絡を戴いた。
 それらを一言で表現すると、「余分なことを言うと、困る人もいる。」である。
 確かにそうかもしれないが、問題を解決できる代替物があるので御紹介したい。筆者は長年このデロデロしたガラスの表現をしたくて悩んできた。
 しばらく前、必要に迫られてコンビニエンス・ストアで弁当を買った。その容器の透明な蓋が、この用途に適することに気が付いた。厚みも0.3mm程度で都合が良いし、接着剤も良くつく。

 材質はポリスチレンである。いわゆるプラモデルの材料である。そのポリスチレンのフィルムを加熱して真空成型したものであろう。加熱してから冷えるまでに何らかの力が掛かって、微妙なひずみがある。色々な会社の弁当を買ってみたのだが、どれが良いとは言えない。全て、ものによって違うのである。

 仕事に出たついでに、片っぱしからコンビニ弁当を覗き込み、中身の料理はそっちのけで、ひずみ具合の良いものを買ってくる。油が付いているものがあるので、帰宅するとすぐに中性洗剤で洗ってハサミで切り出す。

 実を言うと、色々な方法で試作していた。ポリスチレンの平滑板にリモネンを噴霧して放置すると微妙な模様ができるが、面倒でもあり、また実感味に欠ける。その他、やや高度な方法もやってみたが感心しなかった。
 その点、このコンビニ弁当法は手軽でよい。新品の蓋つきプラスティックトレイも見たが、意外なことに、平面の面積が大きいものが少ない。
 トレイ製造会社のカタログを見るとあまりにも種類があって混乱してしまう。最近はPETを材料にしているものもある。PETはやや厚手で腰が強く、平滑度も高すぎる。ポリスチレンを見分けるコツは、縁を多少曲げるとカリカリパキパキという甲高い音がすることである。卵の薄いケースもポリスチレンなので、それと同じ音がすればよい。

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コメント一覧

1. Posted by railtruck   2011年10月28日 14:47
弁当蓋や卵パックなどは二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)の真空成形か圧空成形ですね。
2. Posted by dda40x   2011年10月28日 21:14
> 二軸延伸ポリスチレンシート

ガスの炎で遠火で加熱すると、しゅるしゅると縮んで元の厚さの板になるのが面白いですね。
3. Posted by northerns484   2011年10月29日 10:25
「熱すると縮む」というので思い出しました。子供が透明のプラスチック板に絵を描いて、オーブントースターで焼いてキーホルダーにする、ということをやっていました。
この材料となる透明プラ板が100円ショップなどで売られています。おそらくはほぼ同じものがタミヤからも出されています。厚さ0.2mmと、やや薄いのが気にはなりますが、このようなものもあるということで、ご参考まで。

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